赤ちゃんの安全を守るのに便利なベビーモニター。
赤ちゃんの側を離れなければならない時にあるととても心強く、便利なアイテムです。
でも赤ちゃんの様子をカメラに映して見守ることは、監視しているようでなんだか違和感を感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし育児を無駄なく快適に、ストレスなくするためにベビーモニターを使うことはアメリカやヨーロッパの家庭では別に珍しいことではありません。
日本の家庭でも、最近はスマートフォンとアプリを利用したベビーモニターや、高性能なベビーモニターなど、たくさんの商品が登場し、様々な家庭で活用されています。
今回はこのベビーモニターについてご紹介していきたいと思います。
ベビーモニターとは
ベビーモニターとは、赤ちゃんを見守るためのカメラのこと。
子ども部屋や赤ちゃんのベッドサイドに置き、離れている間の赤ちゃんの様子を映像や音声で確認できる機器のことを指します。
モニターという響きから、防犯カメラのイメージを持ってしまうことも多いため、監視しているような気持ちになって何となく抵抗を感じる人もいるかもしれません。
しかしこのベビーモニターはそういったカメラとはちがい、赤ちゃんの安全を守り離れている間もしっかり見守るのに特化しており、育児を助ける強い味方となってくれるアイテムなんですよ。
赤ちゃんと始終一緒にいるから大丈夫!と思っていても、家事や仕事などでどうしても席を外さなければならないこともありますし、何より赤ちゃんが寝ている間こそ家事がはかどる大チャンス。
少しだけ離れてホッと一息つけるその時も、赤ちゃんの様子が気になってそわそわしてしまって結局落ち着かない・・・なんて時だって、手元で赤ちゃんを確認しながらであれば安心できるのではないでしょうか。
また、日本でこのベビーモニターについてよく聞くようになったのは最近ですが、アメリカやヨーロッパではもっと早くに活用されてきました。
日本では赤ちゃんは添い寝や同じ寝室で眠りにつくことが多いですが、海外ではもっと早くに子ども部屋を用意するのが主流です。
赤ちゃんや小さな子どもがしっかりと眠りについたあとも、部屋の外から子どもの安全を守るためベビーモニターは使われているんですよ。
ベビーモニターにはどんなものがある?
楽天市場やYahoo!ショッピングなど、ネット通販サイトで検索しただけで沢山の商品がヒットするベビーモニター。
ベビーモニターには一方通行の通信が可能な1Wayと双方で通信可能な2Wayとがあります。
離れた場所にいる赤ちゃんの異常を察知するだけであれば1Wayで十分ですが、赤ちゃんに声をかけたい場合は2Wayがよいでしょう。
しかし2Wayの場合は音声機能をオンにしっぱなしだと、離れた場所の雑音を赤ちゃんにまで届けてしまうことがあります。
使用時にオンオフできる機能があると便利ですし、安心ですね。
また、使っていない古いスマートフォンと現在使用しているスマートフォンを同期してベビーモニターとして使用することもできますよ。
専用アプリをダウンロードするだけなのでコスパもよく、ベビーモニターを試してみたいひとにもおすすめです。
アプリによっては親デバイスと子デバイスを複数登録できるものもあり、ママだけでなくパパのスマートフォンからも赤ちゃんの様子を確認することができます。
ベビーモニターや専用アプリはベビーだけでなく、高齢者やペット用の見守りカメラとしても活用できるものもあるので、赤ちゃんが使用しなくなった後も活用できますよ。
ベビーモニターって本当に必要?そのメリットとは
ベビーモニターは全ての家庭に必要なものではありません。
しかしベビーモニターがあるだけで、赤ちゃんとちょっと離れる時間の心配が軽減されます。
例えば、家事をしたい時、宅配便などの急な来客時、お風呂に入っている時、お兄ちゃんやお姉ちゃんの面倒をみたい時。
自宅で仕事をしているご家庭にも便利です。
ママがちょっと一息入れるその時間に、赤ちゃんの側を離れカメラから様子を見ることができれば目を離すよりずっと安心ですし、作業効率もアップするでしょう。
赤ちゃんの一人寝の練習にも役に立ちます。
寝かしつけまで一緒にいた後、どのような様子なのかを別室からチェックしたり、何かあればすぐに駆け付けることもできます。
ベビーモニターの選び方とは 7つのポイント
次に気になるのが、ベビーモニターの選び方です。
どんなところに気を付けたらいいのか、チェック項目を作ってみました。
①アナログ?デジタル??
ベビーモニターにはアナログ形式とデジタル形式があるのはご存じですか?
アナログ形式は価格が安くネット環境が無くても使用できるのが最大のメリット。
しかし同じ周波数の機器を使えば盗聴される危険性もあります。
また、使用する場所によって電波が安定しにくいといったデメリットがあります。
デジタル形式はインターネット回線を利用して使用するもののことを言います。
自宅にネット環境さえあれば使用でき、セキュリティもしっかりしていて電波も安定している傾向にあり、環境によってはアナログよりも使いやすいかもしれません。
しかし総じて値段が高めであり、使用する部屋にネット環境がない場合使用できないことがあるので注意した方が良いでしょう。
②安心の技適マーク
技適マークとは、総務省が無線通信や電気通信を法令に則り安全に行っているという証明として認定するマークです。
技術基準適合証明と技術基準適合認定のいずれか、または両方の認証が行われている場合に認定されます。
技適マークを取得するには総務省が定める細かな認証内容をクリアする必要があり、このマークがついている製品は電化製品として安全性が基準をクリアしているということになるので、ベビーモニターを購入する際はチェックしてみてくださいね。
③1Way?2Way?
出典:楽天
先ほどもご紹介した通り、ベビーモニターには赤ちゃんの音声を聴くだけの1Wayと双方で会話が可能な2Wayがあります。
赤ちゃんの様子を知りたいというだけであれば1WayでOK。
赤ちゃんに声を届けたい、または成長した後も使用したいのであれば2Wayが便利です。
留守番のサポートなどにも便利ですよ。
④音声のみ?それとも映像も?
映像付きのベビーモニターはしっかりと映像で赤ちゃんの様子が確認できるので、パパ・ママはより安心ですよね。
しかしモニターがある分サイズが大きくなってしまうのがデメリット。
赤ちゃんの泣き声だけ確認したい場合には音声型がおすすめで、本体のサイズも小さめです。
⑤カメラの機能で選ぶ
出典:楽天
映像付きのベビーモニターを選ぶ場合、カメラの機能性にもさまざまな違いがあります。
まずは固定式と可動式。
固定式だとカメラ位置が固定されます。
眠っているときや赤ちゃんがまだ動かないうちは固定式でも問題ないでしょう。
しかし赤ちゃんがカメラの死角に移動してしまうと様子が確認できなくなってしまうというデメリットがあります。
その点可動式は赤ちゃんの動きをカメラが追えるので安心です。
さらに可動式のカメラには手動式や遠隔操作が可能かもあるので、事前に必要な機能をチェックしておきたいですね。
カメラに暗視機能がある機種もあるので、予算や機能の必要性に応じて購入すると良いでしょう。
⑥バッテリーの有無
ベビーモニターにはバッテリー付きとないものがあります。
バッテリーがついていない場合はコンセントが必要となり、ベビーモニターを設置する場所に制限ができてしまったり、赤ちゃんがコードにいたずらをしてしまうといったリスクもあります。
ベビーモニターを設置する場所によってはどちらでも良いポイントではありますが、この点についても事前にチェックが必要です。
⑦ベビーモニターの機能性
出典:楽天
ベビーモニターには赤ちゃんとの生活に便利な機能が搭載されていることもあります。
優しい光のランプになったり、体温調節が得意でない赤ちゃんには温度調整アラームがついているのも便利です。
子守唄を歌ってくれる機能やタイマー機能などもあります。
防犯対策には録画機能があると安心ですし、アナログ式のベビーモニターの場合は盗聴防止機能があると良いでしょう。
他にも動き回る赤ちゃんをカメラが追うオートトラッキング機能なども便利ですよ。
洗いものや洗濯などの水仕事を行いながらチェックしたい場合は防水機能がついていると良いでしょう。
人気のベビーモニターおすすめ商品5選
では以上を踏まえ、楽天ランキングに掲載されている人気のベビーモニターを5つご紹介します。
SC-LC52 SecuSTATION 屋内用見守りカメラ
出典:楽天
楽天ランキングではデイリー・週間共に1位を獲得した人気商品です。
防犯カメラ部門ランキングにて初登場で6冠を達成しました。
こちらはカメラ単体の商品で、防犯カメラメーカーが開発したものです。
ベビーモニターを探していて防犯カメラと名前のついたカメラを購入するのは抵抗がある・・・なんて言わずに、是非その充実の機能性を確認して下さい。
こちらのカメラは外出先にスマートフォンで確認・操作可能です。
カメラも可動式なので、赤ちゃんが撮影範囲の死角に入りにくいでしょう。
また、カメラ自身が水平・垂直に回転して、人の動きを検知して自動追跡を行います。
動きを検知するとスマートフォンに通知が届くので、さらに安心出来るでしょう。
243万画素の高画質でSDカードへの保存も可能。
動体検知時の映像もしっかり記録し、MicroSDカードまたはクラウドへ保存します。
保存されるサーバーは日本国内サーバーを利用しているので、セキュリティ面でも安心です。
夜間でもはっきり見える赤外線センサーや、カメラ本体とスマートフォンの双方で通話可能な点もおすすめポイントです。
無駄な本体をなくし、コンパクトに使いやすく作られたこちらのカメラは電源のない場所でも、モバイルバッテリーから電源供給可能。
使いまわしの良さも便利ですよね。
これだけの機能がついて、税込6,000円以下なのはかなりお買い得。
ベビー用に使用した後は防犯カメラ、ペット、介護などでも活躍できるでしょう。
大きくなってからお留守番のサポートとしても便利なので、是非チェックしてみてくださいね。
ワイヤレスベビーカメラBM-LTL2
出典:楽天
グッドデザイン賞・キッズデザイン賞をW受賞した、とっても便利なベビーカメラです。
赤ちゃんがいる家庭にとってほしい機能がいくつも搭載された人気商品。
主な機能をご紹介していきましょう。
カメラは2倍のズーム可能で上下左右にコントロールも可能。
離れた場所からもカメラを遠隔操作することができます。
さらに人気のオートトラッキング機能も搭載しています。
寝返りやハイハイなど、赤ちゃんが移動しても動きに合わせてカメラが自動で角度調整してくれるのは安心ですよね。
また、このカメラは夜間の暗い場所での撮影も可能なのですが、寝ている赤ちゃんのいる暗い部屋でも赤い光(赤外線)が光らず気になりません。
他にもモニターとカメラで通話ができる2Way、赤ちゃんが泣きだしたとき自動でモニターが起動するボイスオン機能、授乳タイマー、カメラから子守唄を流したり、室内の温度が設定範囲外になるとアラームで知らせてくれる機能もあります。
なお、親機側から子機へ通話したい場合はボタンを押す必要がありますが、余計な雑音を子機に届け続けるといったデメリットが解消されます。
モニターは充電式で盗聴防止設定や無線認証を受けたデジタル電波など、電化製品としての安心感もばっちりです。
万が一赤ちゃんがなめてしまっても、食品衛生法の基準もクリアしていますのでご安心ください。
購入した商品は購入後10日以内であれば返品対象となります。
電波が届くかなどの実際の使い心地はレビューだけでは伝わらないこともあるので、こういったサービスは安心ですよね。
デジタル2wayスマートベビーモニターIII
出典:楽天
こちらの商品は日本育児の人気音声ベビーモニターです。
親機と子機で双方から会話ができる2Way仕様で離れていてもクリアな音でベビーの声をキャッチします。
音声のボリュームは3段階で調節可能ですが、ライトで確認することも可能。
設定音量以上の音を拾うと自動で受信を始めます。
盗聴防止機能と秘話機能があり、セキュリティ面も安心です。
軽量かつコンパクト。
子守唄(5曲)を流したり、アラート付きの室温表示や便利なナイトライトも備えています。
音声だけでいいご家庭にはちょうどいいベビーモニターといえます。
通信可能距離は見通しで300mほどとなりますので、購入前にチェックして下さいね。
デジタルカラー スマートビデオモニター3 ホワイト(1セット)
出典:楽天
この商品も日本育児のベビーモニターとなりますが、こちらは離れた場所でも映像と音を確認できるカメラ付きです。
双方での通信が可能なカラーモニター、デジタル2倍ズームモニターと25コマ/秒の高画質で赤ちゃんの異常を表情からもキャッチします。
コンパクトで機械が苦手な人でも簡単に設置・設定が可能。
部屋が暗くても撮影可能なナイトビジョンや子守唄を流す機能、温度確認や使用しないときの画面オフタイマーもついています。
電波法に適したデジタル2.4Ghzホッピング方式採用でネット環境が必要ないモニターとカメラだけのつながりで、高度な秘話・盗聴防止機能も完備。
使い勝手が良いだけでなく、セキュリティ面も安心なベビーモニターです。
hisense社 Babysense 7 ベビーセンス 7
出典:楽天
こちらの商品は今回ご紹介したベビーモニターの中で最も高額となりますが、乳幼児突然死症候群の対策として日本国内の産院でも使われた実績のある評価の高い商品です。
センサーを内蔵したパッドを赤ちゃんがいるベビーベッドや布団の下に敷き、電源を入れるだけで準備OK。
このセンサーパッドは赤ちゃんの呼吸による動きを検知し、赤ちゃんの動きが20秒止まるか1分間に10回以下となった時、アラームで知らせてくれるというものです。
音声や映像で確認する必要もなくとてもシンプルな機能だからこそ安心できると、赤ちゃんの隣でゆっくり眠れるようになったとの口コミも多数。
安心を買ったとの満足の声も多く寄せられているようです。
まとめ
ベビーモニターは夜間一人寝をしていたり、パパやママがちょっと赤ちゃんから目を離したいひと時にとても便利なアイテムです。
赤ちゃんの側に設置したカメラによりその様子を撮影。
大人の手元にあるモニター本体やスマートフォンから確認することができます。
音声だけを聴くもの、映像で確認するもの、親機と子機の双方で通話が可能なもの、子機の音声のみ聴くもの、デジタルとアナログの違いなどなど、一言にベビーモニターといっても様々な種類があり、中には暗闇でも撮影可能なナイトモードや便利なランプやアラーム、子守唄を流せたり、カメラを遠隔で操作したり、動くものを自動で追うセンサー付きのものもあるんですよ。
値段にも大きく差があるので、機能や予算などを検討してより良いもの、ちょうどよいものを取り入れてみてくださいね。
なお、ベビーモニターとして使用しなくなっても子どものお留守番のフォローや介護、ペットなどにも使用することができるものもあります。
その他、赤ちゃんの安全を見守るアイテムはこちら。