ネットや雑誌によくある「育児グッズ買ってよかったベスト〇」などの記事は、初めての赤ちゃんで右も左もわからなく、身近にママ友がいない人にとってはかなり参考になるものですよね。
そこで比較的多く登場するのが鼻水吸引器です。
しかし鼻水吸引器と一言で言ってもその性能や値段はピンキリあって、買いたいなあと思ってもどれを買ったらよいのかわかりにくいですし、そもそも「これって本当に必要なのかしら?」と首をかしげてしまう人もいると思います。
そこで今回は、この鼻水吸引器に焦点を当て、メリットやデメリット、選び方やおすすめ商品について説明します。
赤ちゃんの鼻水
赤ちゃんは鼻がかめない
大人なら誰でも、辛い鼻水の症状に悩まされたことがあると思います。
鼻の奥がすっきりせず、垂れてくるような感覚は気持ち悪いものですし、頭痛がしたり、息苦しくなったり・・・。
ではそれが赤ちゃんだったら?
言葉で伝えることができず、なんだかみている方まで苦しくなってしまいそうです。
どうして鼻水が出るの?
そもそも赤ちゃんが鼻水を出す原因には、大きく分けて2つあります。
ひとつはハウスダストや花粉などが刺激して出てしまう鼻水。
ちょっとした温度変化によって鼻水が出てしまうこともあるんですよ。
もうひとつは鼻に侵入したウィルスが刺激して出るウィルス性の鼻水です。
病院に行くタイミング
鼻水の症状で病院に連れて行く目安としては、熱が出ていたり、息苦しそうだったり、滝のように流れて止まらないとか、色がついて濁った鼻水が出ている時などです。
しかし子どもの鼻は狭く、鼻と耳をつなぐ耳管が太く水平でウィルスが入りやすい構造になっているため、大丈夫かな?と思っていたらいつの間にか中耳炎に悪化してしまった!なんてこともあるので、軽い症状で病院に行かなくて済んだとしても注意してあげたほうがよさそうです。
子どもの鼻水を放置すると?
以上のように鼻の構造的にちょっとした刺激で出てしまいがちですが、ケアせずに放置してしまうと中耳炎に悪化してしまったり、目や瞼までもが腫れてしまったり想像もつかない影響が出てきてしまいます。
また、ミルクやおっぱいを飲んでいる最中に鼻呼吸が出来ず苦しくなってしまったり、眠れなくなってしまう・・・なんてことも考えられますよね。
鼻水の自宅ケア
赤ちゃんが鼻水を出したとき、自宅で出来るケアを試してみましょう。
①湿度に気を付ける
部屋を加湿することで鼻の通りが良くなることがあります。
蒸しタオルで鼻を温めてあげるのもおすすめですが、やけどさせないように気を付けて下さい。
②優しく拭き取る
鼻水をベビー用綿棒やガーゼなどの肌を刺激しにくい柔らかな布で拭ってあげましょう。
③鼻水吸引器で吸い取る
道具や機械で鼻水を吸い取ってすっきりさせましょう。
次の項目ではこの鼻水吸引器についてさらに掘り下げていきます。
鼻水吸引器が支持される3つの理由
耳鼻科で鼻水を吸い取ってもらった経験はありませんか?
あれを家庭でも使えるようにしたものが鼻水吸引器です。
鼻水吸引器にも電動・手動タイプがあり、値段も約1,000円から3万円くらいとピンからキリまであります。
たまにしか使わないイメージもありますが、ネットや雑誌の「買ってよかったアイテム」に結構な頻度で登場しているので、気になっているご家庭も多いのではないでしょうか?
鼻水吸引器があのように支持を受ける理由を3つあげてみました。
①赤ちゃんから使える
鼻水吸引器があれば鼻をかめない赤ちゃんでも、数秒でスッキリします。
大きくなるとお子さんが自分で吸引器を使うようになった、なんて口コミもあります。
②繰り返す鼻水に便利
軽症だからと鼻水を放置すると、ずるずる続いてしまうことも…。
日常のこまめなケアにも便利ですよ。
③病院に行く回数が減らせる
繰り返しやすく、日常的に悩みになりやすい赤ちゃんの鼻づまり。
病院に行くのも良いのですが、風邪などの感染症やインフルエンザが流行する時期は必要最小限にとどめたいものです。
他にも、鼻水以外の症状がなく自宅で経過観察したい時、パパもママも働いていてこまめに病院へ行けない時など、自宅でケアできれば便利ですよね。
鼻水吸引器を使うことのメリット・デメリット
鼻水は鼻に入った異物を外に出すための自然な反応なので、必要以上に怖がる必要はありません。
しかしそれでもやはり垂れ流しっぱなしにしておくにはいきませんよね。
鼻水吸引器が自宅にありセルフケアできるようになると、赤ちゃんの健康管理に役に立ち、鼻水からの体調の悪化を防ぐことができます。
鼻が温まっていると鼻水が取りやすいので、お風呂や食事のあとに使用するのがポイント。
また、アレルギー持ちや喘息のお子さんの場合、鼻水吸引器があると心強く、特に便利ですよ。
あってもなくても良いアイテムですが、大きくなってからも使用できるので気になっているのなら「買い」です。
鼻水吸引器のデメリットがあるとすれば、赤ちゃんが使用を嫌がるかもしれないということ。
鼻の穴に器具を差し込まれ鼻水を吸われると考えると、まだ言葉を話せない赤ちゃんにとっては怖いことでしょう。
また、音が大きくて泣いてしまったり、逃げ出してしまうお子さんもいるようです。
しかし今嫌がっていたとしてもすっきりすることがわかると自分から吸引器を使うようになる子もいるので、デメリットといえばそうであるものの、こればかりは使ってみなければわからないことかもしれませんね。
鼻水吸引器の選び方3つのポイント
出典:楽天
①タイプで選ぶ
鼻水吸引器には大きくわけて2つのタイプがあります。
まずは手動。
2股に分かれたストロー状のノーズピースを赤ちゃんの鼻の穴にセットし、もう片方のマウスピースから大人が口を使って吸い取ります。
すると赤ちゃんの鼻から出た鼻水は付属のケースにたまるという仕組みです。
力加減を調整しやすく、何より値段が手ごろなのがメリット。
デメリットとしては赤ちゃんの鼻水の量が多い時はマウスピース側に鼻水が逆流してしまうこと、そもそも赤ちゃんの鼻からウィルスをダイレクトに吸い込んでしまうことがあげられます。
手動にはスポイト式のものもあるのでチェックしてみてくださいね。
次に電動です。
さらに電動には、小型で持ち運びが楽なハンディ式とコンセントがついていてパワフルな据え置き型があります。
本体とチューブをセットし、スイッチを入れるだけでOK。
チューブ内を湿らせておくと鼻が吸いやすくなります。
大人が口を付ける必要がないので二次感染しにくく、パワフルなものであれば数秒吸うだけでスッキリするのでどうせ購入するのなら電動の方がおすすめです。
しかし電動は手動に比べるとどうしても高価で、音がうるさく子どもが怖がってしまうというデメリットもあります。
②サイズで選ぶ
使用する頻度はどれくらいですか?
また使用する場所はどこでしょうか?
帰省など外出した時も使用したいのであれば、持ち歩きを想定していない据え置き型よりもハンディ型や手動の方が持ち運びしやすく便利です。
③お手入れの仕方で選ぶ
吸い取った鼻水は付属のポットの中にたまります。
鼻水を吸い取ったらチューブの中へ水を吸わせて洗い流しましょう。
ポットの中身を捨てて洗って乾かしたら完了です。
大抵の鼻水吸引器のお手入れの流れは以上になりますが、製品ごとのお手入れ方法をチェックしてみるのもおすすめですよ。
おすすめ商品
メルシーポットS-503
出典:楽天
楽天商品レビュー8,000件以上、総合評価4.49を記録し、2017年マザーズセレクションを受賞した大ヒット商品です。
パワフルな吸引力をさらにアップさせる新発想「ベビちゃんクリップ」採用。
ノズル近くの手元のクリップを使用して吸引力をため、頑固な鼻水も残さず吸い取ります。
部品が少なく丸洗い可能でお手入れ簡単なのもポイント。
赤ちゃんの鼻に当たる部分は柔らかい素材でなるべくソフトに、厳しい検査基準もクリアしています。
持ち運びしやすい軽量型、ペットボトルより小さなサイズで、リビングでも寝室でも、電源さえあげばどこでも持ち運んで使用することができるでしょう。
スマイルキュート 鼻水吸引キット付セット
出典:楽天
医療機器でも使用実績のある吸引ポンプを採用し、お子さんを怖がらせない静音設定がうれしい電動鼻水吸引器です。
ママも片手で持ち運べるコンパクトさや軽量さも人気で、こちらの製品も電源さえあればどこでも使用できます。
またこちらの商品には吸い取った鼻水が鼻水吸引キットにたまるためホースや吸引瓶が汚れにくく、お掃除もしやすくて衛生的。
キットには、サイズや形の違う3つのシリコーンゴム製のオリーブ管が付属しています。
ベビースマイルS-303
出典:楽天
持ち運び可能で何より4,000円以下のリーズナブルさが受けて120万台を突破した、電池式電動鼻水吸引器です。
気になる吸引力は前モデルよりパワーアップしました。
ノズルはシリコン製で優しく、サッと水洗いすることも可能。
直立可能な本体は物が多くなりがちな小さなお子さんがいるおうちでも楽に収納できるでしょう。
静音設定で気になる騒音も軽減されました。
おむつポーチにも楽々収まるコンパクトサイズもおすすめポイントです。
ハンディタイプ鼻水吸引器 ワンハンドアスピレーター
出典:楽天
こちらの商品は無電源タイプ、手動で使用する鼻水吸引器です。
手動タイプで気になるのはその吸引力。
ポットについたポンプを手動で動かすことで赤ちゃんから大人の鼻水までしっかり吸い取ることができるくらいの吸引力があります。
赤ちゃんを抱いたままでも使用できる軽量さだけでなく、すべてのパーツを煮沸消毒できるので衛生的。なんとお風呂でも使用できちゃいます。
手動式にしては少々価格が高いのですが、その分の機能性はお墨付きですよ。
ピジョン ドクターはな吸い器
出典:楽天
大きな音が出ない手動のスポイト式鼻水吸引器です。
ママの手にすっぽりと収まる丸い形が特徴で、ポンプを手動で動かし詰まった鼻水を奥から吸い出します。
赤ちゃんの鼻に入れるノズルはシリコーンゴム製で柔らかく、鼻の粘膜を傷つけないように工夫されています。
鼻水吸引器を試してみたい人でも気軽に試しやすい価格設定もおすすめポイントです。
まとめ
赤ちゃんの鼻水はウィルスやアレルギーだけでなく、乾燥や気温などちょっとした変化によって出てしまいます。
鼻の構造的にも鼻水が出やすいので、他に症状がない場合は自宅で経過観察することも多いと思いますが、そのまま放置していると長引かせて別の病気になってしまうこともあるんです。
まだ鼻をかめない小さなお子さんには、電動や手動で使える鼻水吸引器がおすすめですよ。
ノズルを鼻の穴にセットし、電動や手動でポンプを動かし、鼻の奥から鼻水を吸い取ってすっきりさせてくれます。
使い終わったら各パーツを取り外して洗い流します。
鼻水吸引器があると、わざわざ耳鼻科までいかなくとも自宅で手軽にケアすることができます。
喘息やアレルギーが気になるお子さんには特におすすめですよ。
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