哺乳瓶はお母さんが薬を飲んでいて母乳をあげられない時や、長時間の外出で預けなければならない時など、必須アイテムです。
しかし、完全母乳で育っている赤ちゃんなどは哺乳瓶を嫌がって飲まないということは良くあります。
よくお腹が空けば飲むと言われますが、限界まで泣いている姿を見ると赤ちゃんも周囲の大人も辛いものです。
哺乳瓶を嫌がっている赤ちゃんには様々な理由がありますので、いくつかの方法を試してみましょう。
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる時の対処法
お腹がしっかりと空く時間に与える
それほどお腹が空いていない時間に、嫌いな哺乳瓶を与えても飲んでくれません。
お腹が空く時間帯を狙って練習しましょう。
またお腹が空きすぎてしまうと飲む赤ちゃんもいる一方、泣きすぎてしまい余計に飲まなくなる場合もあります。
赤ちゃんのタイプを考え時間帯を工夫しましょう。
哺乳瓶のメーカーを替える
哺乳瓶といってもメーカーによって乳首の形や柔らかさなど様々です。
お母さんの乳首の形に似ているものを選んだり、お母さんの皮膚の柔らかさに似ているものを選ぶのも良いです。
新品は固いものでも、乳首を何度か煮る事で柔らかくする方法もあります。
また、乳首を人肌に温めるのも効果的です。
ちくびの月齢を確認する
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ちくびには月齢ごとに穴の大きさが異なりますので、赤ちゃんの月齢に合っているのか確認しましょう。
吸う力が弱い赤ちゃんの場合は、実月齢より一つ下のサイズも試してみましょう。
哺乳瓶の中身を替える
赤ちゃんによってはミルクの味が嫌いな場合もあります。
ミルクのメーカーによっても味は異なりますので別のメーカーにすると飲むこともあります。
可能であれば搾乳をしたものを与えると良いでしょう。
搾乳は衛生面も考え、清潔な状態で搾乳し冷凍保存しましょう。
ミルクの温度を確認する
基本的にミルクは人肌に温めます。
熱すぎてしまう場合は火傷してしまうので、気を付けるあまりぬるすぎてしまっていないか温度も見直しましょう。
哺乳瓶を普段から飲んでいる赤ちゃんでもミルクの温度で飲み方が変わってきます。
赤ちゃんにとってミルクの温度に好みもあるのです。
お母さんは姿を見せない
哺乳瓶が嫌いな赤ちゃんは、お母さんからもらう母乳が大好きです。
お母さんがすぐ近くにいるのにおっぱいが貰えないのであれば、泣いておっぱいを欲しがります。
哺乳瓶を与える時は赤ちゃんにもお母さんがいないと言い聞かせ、お母さん以外の人に哺乳瓶をあげてもらいましょう。
赤ちゃんは言葉を話す事が出来ませんが、言葉を掛ける事で次第と理解出来るようになります。
自宅以外の場所で哺乳瓶の練習をする
自宅にいるとお母さんの気配を感じて、おっぱいが欲しいと泣いてしまう赤ちゃんもいます。
可能であれば、お父さんお母さんの実家やショッピングモールの授乳室など、自宅以外の場所でお母さん以外の人が哺乳瓶を与える練習をしましょう。
哺乳瓶に慣れる事が出来れば自宅でもスムーズに飲んでくれるようになります。
コップやストローで与える
哺乳瓶がどうしてもダメなようなら、コップやストローにチャレンジしてみましょう。
ストローはパックのお茶などで練習するのがおすすめです。
パックを押すことで、ストローから飲み物が出て反射的に吸う事が覚えられます。
練習する事で生後5ヶ月ほどになれば、マグなどのストローが飲めるようになる赤ちゃんが多いです。
それ以外の月齢でも、スプーンで少しずつ飲んでもらう方法もあります。
泣いている場合は逆効果なので、赤ちゃんの機嫌の良い時に慌てずに少しずつ練習しましょう。
まとめ
哺乳瓶嫌いの赤ちゃんは、様々な理由で哺乳瓶を拒否します。
ミルクのメーカーや哺乳瓶メーカーを変更し、赤ちゃんに合った物を探す事で飲むようになる場合もあります。
哺乳瓶を嫌がる理由で一番多いのが、お母さんのおっぱいが飲みたいという事が多いでしょう。
哺乳瓶の中身を搾乳した物に替えることや、哺乳瓶を与える際はお母さんがいない事を赤ちゃんにも伝えましょう。
いつも授乳する場所でないところで哺乳瓶をあげることも効果的で、赤ちゃんもお母さんがいないと感じて飲んでくれることも多いです。
哺乳瓶を与えるのはお父さんや周囲の家族に協力してもらう事が大切です。
それでもダメな場合はストローやコップを練習しましょう。
哺乳瓶が飲めないとなると赤ちゃんもお母さんも辛いものです。
様々な方法を試して哺乳瓶拒否を克服していきましょう。