天気が悪い時やお友達を招いた時、どんなことをして遊ばせていますか?
遊びのネタのひとつとして、今やすっかり定番となっているのがアイロンビーズです。
アイロンビーズは小さな子どもでも手を汚さず気軽に楽しめる玩具。
家で過ごさなければいけないこの時期や、休日にお友達が集まった時もみんなで楽しく遊ぶことができます。
今回はこのアイロンビーズに焦点をあて、アイロンビーズのメリットやデメリット、おすすめ商品などを紹介していきましょう。
アイロンビーズとは
この玩具は付属や別売りのプレートにビーズを刺しこみ、好きな図案を作って、最後にアイロンを使って固めてひとつの作品にするというもの。
小さな子どもから大人まで幅広く遊べ、中には本格的なアート作品を生み出してしまう人もいますし、小さな子どもの場合アクセサリーなどに使ったり、出来上がったものをお友達と交換したりもするようです。
アイロンビーズは専用プレート(ビーズペグボード)付きのセットやバラ売り、大きな容器に色々な色のビーズが入ったバケツ型の商品など、様々なタイプが販売されており、100円ショップでも取り扱いがあります。
プレート付きのセットの場合、初めての子どもでも遊びやすい簡単な図案がついているものもありますし、工夫次第で絵を描くように表現を広げることができるのも魅力と言えるでしょう。
アイロンビーズの遊び方
まずはアイロンビーズ用のペグボードを準備します。
透明なプラスチック製で、作りたい図案のイラストを下に敷いてお手本にすることもできます。
丸いチューブ型のビーズの穴を上に向けて、ペグボードに刺し込んでいきます。
つまみにくい時はピンセットを使うと良いでしょう。
出来上がったら、図案を崩さないようにアイロン用シートやクッキングシートをビーズの上に置き、その上からアイロンをかけます。
アイロンはスチームを切り、温度設定ができるものを使用すると良いでしょう。
アイロンの温度はビーズごとに設定が違います。
一般的な5㎜サイズのアイロンビーズの場合、140~160℃の中温が目安ですが、メーカーによって適正設定がありますのでチェックしてみてください。
アイロンシートの上から温まったアイロンを押し当てます。
この時アイロンは動かさず、力を込めずに重さを利用するイメージにすると上手に固まります。
色によって熱伝導率が違うので、たくさんの色を使った作品の場合は何度かに分けてアイロンをかけていくのがうまく出来上がるコツです。
熱の伝わり方やアイロンをかけた時間により、溶けたビーズの穴の大きさが変わります。
この辺はお好みなので色々と試してみてください。
よく溶かして固めるとビーズ同士がしっかりくっついて壊れにくくなります。
終わったらモチーフの温度が下がるのを待ち、出来上がりです。
クッキングシートの上から分厚い本などを載せておくと反り返ることなくきれいに仕上がります。
なお、アイロンビーズの対象年齢はだいたい5歳くらいから。
パパやママが付き添ってあげればもう少し下の年齢からも始めることができますが、くれぐれも自己責任で。
誤飲に気を付けて安全に遊んでくださいね。
■アイロンビーズの5つのメリット
①手先を使い集中できる
ビーズ遊びやアイロンビーズ遊びは指先を使う遊びです。
指の運動にもなり、集中力を養うこともできます。
慣れてきたら決められた図案ではなく、自分で自由にデザインさせるようにすると創造力を広げる訓練にもつながりそうですよね。
②部屋が汚れず手軽に遊べる
アイロンビーズとペグボードだけあれば、すぐに遊べるのも大きな魅力。
アイロンビーズの穴に紐を通せば普通のビーズとしても遊べます。
③作品が壊れにくくどこでも遊べる
アイロンビーズは熱で溶かして固めるため、出来上がったあと壊れにくく遊びに使いやすいのもポイントです。
また、お風呂に持ち込んで遊ぶこともできますよ。
固めた状態のアイロンビーズはハサミを使って切断することもできます。
④安い
アイロンビーズといえば有名なのがパーラービーズ。
例えば5㎜のパーラービーズの定番単色、1000ピースを1袋購入した場合、こちらのネットショップでは1袋税込198円。1粒あたり0.198円となります。
https://item.rakuten.co.jp/hobbytoy/48533050185/
色々な色が混じっている商品であれば1粒あたりの単価は下がります。
パーラービーズ以外のメーカーの商品ですとまた値段が変わるので、予算的に気になる人は色々チェックしてみてくださいね。
⑤出来上がりまで手間がかからない
出来上がった作品にアイロンを当てるだけなので、時間をかけずにたくさんの作品を作ることができます。
アイロンビーズの3つのデメリット
①親の介入が必須
ビーズを固めるのに必要なアイロンは、5歳くらいの子ども一人では使わせられません。
どうしても親の協力が必要となってしまい、子ども一人で完結出来ない点がアイロンビーズ最大のデメリットです。
②買い足し必須
作れば作るほど、アイロンビーズは買い足しが必要になります。
便利なまとめ売りや必要な色だけをバラで購入したり、単価が安いビーズに変える、安い店で購入するなど工夫しましょう。
③コラボ商品が少ない
キャラクターコラボ商品が少なめですが、図案集やネットを参考にしてみるのをおすすめします。
アイロンビーズのおすすめ商品5選
アイロンビーズの有名商品といえばやはりパーラービーズ。
沢山商品がありすぎてまよってしまいますよね。
初めてパーラービーズを購入するとき便利なセットの商品であれば、以下の5点がおすすめです。
パーラービーズ プレートいっぱい!パーフェクトセット
出典:楽天
いろんな形のカラープレートと5600ピースのビーズが入っているので、初めからいろいろ作ることができます。
しかも、カラープレートもたくさん付属しています。
その数は、全部で12種類。
丸や四角など、シンプルな形以外にも、犬や猫、恐竜など種類が豊富です。
どこでもパーラービーズセット
出典:楽天
お友達の家にも持っていけるケース付きのセットです。
シリコンプレートを使わず、自分の発想力で色々と作ることができます。、
作っている途中でも、作品が崩れないように持ち運ぶことが出来るのが良いですよね。
ビーズは、2600ピース入っています。
パーラービーズ 筒入り11,000P
出典:楽天
ビーズがたっぷり11000ピース入った、お得なセットです。
アイロンビーズに慣れてきたら、これがあるだけで作品の幅が広がります。
パーラービーズ カラフルクリスタルDX トイザらス限定版2019
出典:楽天
とにかくかわいいクリスタルケースが魅力的な、トイザらス限定のセットです。
ツールの収納容器は、キラキラなクリスタルケース。
ビーズをキレイにレイアウトできるビーズパレットや作品を飾れるビーズステージ、そしてツールケースを重ねて収納でき、その上にキラキラなクリスタルカバーで蓋をすれば、まるで宝石箱のよう。
イメージシート(原寸下絵みほん)や、多数のプレートやチャームも入っているので、満足できるセットだと思います。
トイザらス限定ということで、ビーズは2000ピース、シリコンプレートは2枚と増量されています。
パーラービーズ カラフルクリスタルDX トイザらス限定版2019
パーラービーズ はじめてセット
出典:楽天
初めてパーラービーズをやり始めるのには、この収納容器付きスターターセットがおすすめです。
トイザらス限定版と色が違いますが、こちらも可愛いクリスタルケース付き。
初心者に優しいイメージシート(原寸下絵みほん)等も付いているので、遊びやすくなっています。
ビーズは、1200ピースです。
アイロンを使わない商品もある
出典:楽天
こういった玩具で遊ばせながら、ちょっとの間用事を済ませることができたら便利ですよね。
ですがここで問題になってくるのが、アイロンビーズの最大のデメリットといえる、親の介入の必要性です。
高熱になるアイロンを子ども一人で使わせるわけにもいかない。
そんな時には、「アクアビーズアート 24色ビーズセット」がおすすめです。
アクアビーズはアイロンビーズと同じく、小さなビーズを並べて固めて作品にするというおもちゃです。
アイロンビーズとの違いはその固め方で、専用のプレートにビーズを並べて水を吹きかけると固まって作品になります。
ビーズはきらきらしたものが多く、キャラコラボも豊富。
ティアラのような立体作品や、ジョイントを付けて乗り物や恐竜を作ることもできます。
水を使うため、最初から最後まで子どもに一人で任せられるので達成感もひとしお。
出来上がりも抜群に可愛らしく、一人で遊んでもらえれば親としても助かりますよね。
しかしこんな便利なアクアビーズにも弱点があります。
ひとつはビーズの値段が高いということ。
単色約400個入り、楽天市場で一番安い店で購入しても、1粒あたり約1.15円となりますので、アイロンビーズよりどうしても割高になってしまうでしょう。
もうひとつは、ビーズそのものや出来上がった作品の強度が弱いということです。
水で固めるアクアビーズは水分や汗に弱く、非常にデリケート。
どうしても気になる時は専用のリタッチペンを使って作業するといいですよ。
アクアビーズ リタッチペン エポック社 6才から AQ-225
また、水にぬらした後乾いて完成するまでに少し時間がかかります。
対象年齢は6歳からです。
おすすめのアクアビーズはこちら。
まとめ
アイロンビーズは付属のプレート(ペグボード)に並べて、上からアイロンをかけると溶けてくっつき、作品になるという玩具です。
対象年齢は5歳以上ですが、アイロンをかけるという作業があるので親の手伝いが必須となります。
しかし指先を細かく動かし作品を作り上げるアイロンビーズは、子どもの指先の訓練や集中力を養い、作品を作ることで創造力を鍛えるのにもおすすめ。
静かに作品作りに取り組めることから、お友達がたくさん集まった時や静かに遊ばせたいときにも便利です。
アイロンを使わないタイプの商品もあります。
エポック社のアクアビーズといい、こちらは図案に合わせて並べたビーズを水で固めるタイプ。
アイロンを使わないので安全に一人で遊ばせることができますが、対象年齢は6歳から。
乾くまで完成に時間がかかり、完成したあと水濡れや汗に弱く壊れやすいという欠点もあります。
その点アイロンビーズは比較的頑丈で、完成した作品はお風呂でも遊ぶことができますよ。
デメリットがありますが、どちらも部屋や手を汚さずに少なめの準備で作品作りに取り組める良い商品なので、知育玩具としてプレゼントにもおすすめです。
外に出れないこの時期の遊び方はこれ。