子どもの遊びとして人気のあるお絵かき遊び。
積み木やブロックやおままごとなど数ある室内遊びのなかで、昔から子どもたちに親しまれている遊びのひとつです。
お絵かき遊びはほかの遊びと違って紙と鉛筆だけあれば始められる手軽さが魅力ですが、3歳くらいまでのお子さんであればやはり、画材はできるだけ手になじんで使いやすいものやカラフルなもの、安全なものを選んであげたいですよね。
ここではお子さんのお絵かき遊びについて、そのメリットやデメリット、おすすめアイテムについても紹介していきます。
お絵かきを始めるのはいつごろから?
お絵かきを始める時期には個人差がありますが、一般的に1歳くらいから始められると言われています。
クレヨンを握れるようになったくらいを目安としますが、まだまだ赤ちゃんは筆圧が弱いのでパパやママが手を添えて一緒に線や丸を描いてあげるのもおすすめです。
5歳以下のお子さんで多い誤飲はクレヨンなどの画材でも発生しやすいので、目を離さないように気を付けてくださいね。
お絵かきの仕方
初めてのお絵かきや、まだ赤ちゃんのうちは出来るだけ大きめの紙を用意してあげましょう。
A4やA3くらいの大きなサイズのスケッチブックがおすすめですよ。
マルマンのスケッチブックは、どこでも購入しやすく描き心地がよいので赤ちゃんでも使いやすいと口コミでも人気の商品です。
それでもはみ出してしまうのならテーブルに一面大きな模造紙を張り付けてしまえばOK。
手芸店や文房具店、ダイソーやキャンドゥなど100円ショップでも購入することができますよ。
最初は線を描くだけ。筆圧がついてだんだんと形を認識できるようになってくると、丸や顔、好きな形を描き始めるようになります。
パパやママが一緒に楽しめば、誤飲などの事故も自然に防ぐことができるでしょう。
好きな色や形をたくさん描かせてあげて、親子で思い切り楽しんでみてくださいね。
使う画材についてはのちほど詳しくご紹介します。
お絵かき遊びのメリット・デメリットとは
小さな子どものお絵かき遊びには3つのメリットがあります。
①指先を使うレッスンになる
お絵かきにより指先をよく使うことで、脳を刺激して知能の発達をうながすと言われています。
また、手や腕の使い方を学ぶのにも良いので文字を書くのがスムーズになったという子どももいるようです。
②空間の理解力を高めることができる
ものを平面だけでなく立体としてもとらえやすくなります。
絵を描くことでものの裏側をイメージしやすくなり、今後算数の図形問題に役立ちます。
③豊かな創造力と発想力を鍛え、認知力や知識の発達を助ける
自由に絵を描くこと、それは小さな子どもにとっては初めての自己表現です。
限られた言葉だけでなく、自分の中の色々な気持ちを絵にして表現することは子どもの心の発達にとても良いことです。
絵を描くことで様々な色に触れ、色彩感覚も鍛えられるでしょう。
子どもが描いたものはけなしたりせず、沢山ほめてあげて下さいね。
デメリットは?
以上のように良いことづくめのお絵かきなので、実はデメリットとして挙げられることは特にありません。
ですがどうしても気になってしまうことがあるとすれば、部屋や洋服や手が汚れてしまうことがあげられるでしょう。
現在、お絵かきを始めたばかりの赤ちゃん向けに水や石鹸で落とせるクレヨンやマジックが販売されています。
お洋服の汚れが気になるのなら、お絵かきを始める前にスモックやエプロンを着せてみてはいかがでしょうか?
また、お部屋や赤ちゃん自身が汚れないお絵かきの玩具も販売されていますよ。
いつでもどこでもお絵かきができる環境を整え、紙はたくさん用意してあげて下さい。
お絵かきを始めたばかりの子におすすめの画材とは?
お絵かきを始めたばかりの子どもには、握りやすく描きやすいクレヨンがおすすめ。
まだまだ誤飲に気をつけなければいけない時期なので、万が一なめてしまっても大丈夫な素材のものが良いでしょう。
慣れてきたらクーピーやマジックなども使いやすく便利ですよ。
水で落とせるタイプであれば、手や洋服、部屋や家具を汚してしまっても安心です。
また、水で描けるお絵かきセットや磁石式のお絵かきボードであれば汚すことなく楽しむことができますし、お絵かきの知育アプリやお絵かきの練習ドリルなどで遊んでみるのも良いでしょう。
お絵かき遊び おすすめ商品5選
ベビーコロール 12色 クレヨン
出典:楽天
コロンとした形状が可愛いベビーコロールは、お絵かきを始めたお子さんにぴったりのクレヨンです。
握力がまだ弱く、上手にペンを持てない小さな手でもしっかり握れて折れにくい形状で、積み木のように積み重ねて遊ぶこともできますし、お片付けも簡単。
万が一飲み込んでしまっても、先端部分に穴が開いているのでのどに詰まらせにくく、なめてしまっても大丈夫な科学的に安全な素材で出来ていて、人体に無害で安全だと認められるAPマークを取得しています。
とっても可愛いベビーコロールはプレゼントにもおすすめなので、ベビーの初めてのクレヨンにいかがですか?
質感は少しかためで、強く描いても色が出にくい反面、他のクレヨンに比べ手が汚れにくいといった特徴もあります。
汚れた時は水で落とすことができますよ。
ベビーコロール 12色 クレヨン 仕様
- 素材:顔料、ポリエチレン、炭酸カルシウム、流動パラフィン、パラフィンワックス
- カラー:黒/茶色/紫/黄緑/緑/青/水色/黄色/だいだい色/うすだいだい色/桃色/赤
- 生産国:日本
シュトックマー社 みつろうクレヨン12色
出典:楽天
赤ちゃんに初めてプレゼントするクレヨンとしてなら、シュトックマーのみつろうクレヨンもおすすめです。
発色がきれいで透明感がありクレヨンとして適度な柔らかさを持つため、まだ力が弱い赤ちゃんでもしっかりと色を出して描くことができます。
普通の油クレヨンよりはかために出来ているため、手や洋服は汚れにくく感じるでしょう。
身体に入ってしまっても大丈夫な蜜蝋が使われており、甘く優しい香りも人気の秘訣。
ですが食べていいわけではないので誤飲や誤食には十分気を付けて下さいね。
シュトックマー社 みつろうクレヨン12色 仕様
- 素材:蜜ろう
- パッケージサイズ:15.5×9×1.5cm
- 生産国:ドイツ
蜜蝋クレヨン みつろうクレヨン 安全 お絵かき ドイツ シュトックマー社
日本理化学工業 キットパス ミディアム16色セット
出典:楽天
第18回日本文具大賞機能部門グランプリを受賞した「キットパスきっず」がリニューアルして再登場。
キットパスミディアムは筆圧がないお子さんでも手軽に使える紙巻タイプの固形マーカー。
紙だけでなく、ホワイトボードやガラスにお絵かきができるという新しい画材です。
ソフトな描き味ですらすら描け、描いた絵は濡れた布で拭くだけで消すことができます(素材によって消えないこともあるので注意しましょう)。
キットパスは水で溶かせば絵具としても使うことができますよ。
口紅などで使われるパラフィンを主体とした素材なので、万が一なめてしまっても大丈夫です。
日本理化学工業 キットパス ミディアム16色セット 仕様
- 素材:化粧品にも使用されるパラフィン
- 内容:16色セット(白・桃・赤・橙・薄橙・黄・黄緑・緑・水色・青・紺・紫・茶・こげ茶・灰色・黒)
- 商品サイズ:223mm x 90mm x 24mm
お風呂で描けるキットパスも販売されています。
スイスイおえかき NEWカラフルシート
出典:楽天
対象年齢1歳半~、水を使って絵を描く楽しいお絵かきシートです。
描く場所により、赤・青・オレンジ・みどりの4色の色の変化があり、赤ちゃんも大喜び!
他にも、ぬりえ遊びやスタンプもついていて、工夫しながら沢山遊ぶことができます。
万が一はみ出したり、手についたりしてしまっても、ペンに入っているのは水なので汚れることがありません。
沢山描いても乾けばすぐにまた描くことができます。
スイスイおえかき NEWカラフルシート 仕様
- 対象年齢:1.5歳以上
- パッケージサイズ:W426×H325×D73mm
- 【セット内容】
・布製おえかきシート(78×100cm)
・専用ペン
・専用スタンプ3個
・専用ローラー
・専用スタンプパッド
gg* oekaki house ジジ おえかきハウス
出典:楽天
マグネット式のお絵かきボードを探しているのなら、こんなかわいい商品もありますよ。
お絵かきボードにカラフルなプラスチックを採用しているメーカーが多い中、こちらは主にドイツ産のブナ材を使用しています。
大きさや形態、塗料、強度など、ヨーロッパ玩具の安全性管理基準をクリアしており、ミツロウをベースにしたビーワックス仕上げで手触り良く、赤ちゃんがなめて口に入っても大丈夫な素材で出来ています。
こういったお絵かきボードの弱点としては、やはり何度も使っているうちに劣化して描けなくなってしまうことがあげられます。
でもこれだけ可愛くおしゃれな玩具であれば、使わなくなってもインテリアとして飾ったりしたいですよね。
なんとこちらの商品は、枠を外して中身のボードが取り換えられるようになりました。
付属のスタンプで遊んだり、枠のビーズで遊んだり。
終わったら付属のバッグで一人でお片付けの練習もできちゃいますよ。
なお、この商品は対象年齢2歳以上となります。
誤飲しやすいので付属のペンは子どもの手の届かないところで管理し、使用時は目を離さずペン先を噛まないように注意してあげて下さいね。
gg* oekaki house ジジ おえかきハウス 仕様
- サイズ:【本体】約W310 x D40 x H320mm
- コットンバッグ付き
- 生産国:ベトナム
まとめ
赤ちゃんがお絵かきを始められるのは、大体1歳~1歳半くらい。
手の力が弱く上手に握れないうちはパパやママがお手伝いしてあげても良いですが、個人差があるので様子を見ながら始めて下さい。
紙は描きやすく大きいものをたくさん用意してあげて下さい。
最初は線を描くばかりであまり意味がないような気がするかもしれませんが、だんだんと形を認識できるようになってくると丸や顔、好きな形を描けるようになってきます。
最初は手が汚れにくく、水で落とせるクレヨンや、万が一誤食してしまっても大丈夫なミツロウなどで出来たクレヨンがおすすめです。
慣れてきたらマジックや色鉛筆、クーピーなどを準備してあげると良いでしょう。
マグネット式や水で描けるお絵かきの知育玩具などもあります。
お絵かきは豊かな心を育て、脳の発達を促します。
空間の認識能力を高めるにもお絵かきはおすすめ。
赤ちゃんが誤飲、誤食しないように、気を付けましょう。
外に出れないこの時期の遊び方はこれ。