引っ張ると動いたり、開くと飛び出したり。音が出たり、可愛いおもちゃがついていたり。
ストーリーやイラストと一緒に、様々な楽しいしかけがある本のことを、しかけ絵本といいます。
しかけ絵本には様々な種類があり、たくさんの本が発行されています。
子どもの趣味に合わせて選ぶことができ、見た目が派手なので興味を引きやすく何度でも楽しむことができるのも便利ですよね。
また、読み聞かせが苦手な人でも子どもと一緒に楽しみやすいのも利点といえるでしょう。
でも最近は身近なところに書店が減ってきていたり、しかけ絵本自体取り扱っていないお店もあります。
実際に手に触れて確認できないとしかけ絵本が欲しい、気になると思っても、どのしかけ絵本を選んだらよいのか、本の内容はどのようなものなのか、どんなものが人気なのかなど、気になってしまいますよね。
そこで今回はしかけ絵本について詳しくご紹介し、ネットで買えるおすすめの絵本をいくつかご紹介していきたいと思います。
しかけ絵本とは
出典:楽天
しかけ絵本とは、ポップアップ絵本、飛び出す絵本、立体絵本とも呼ばれることがあります。
絵本を開くと飛び出して立体化するものだけではなく、布などの別の素材が使われているもの、音が出る…といった絵本に取り入れられた様々なしかけを使って遊ぶ絵本のことも「しかけ絵本」と呼びます。
見た目にも華やかで子どもの興味を引き、感受性を育てるといわれるしかけ絵本には、ストーリー性のあるものも数多くあり、プレゼントやお祝いの品としても大人気。
大人から子どもまで幅広く楽しめると今も昔も注目されています。
しかけ絵本というと赤ちゃんというよりはもう少し大きくなってからだったり、大人が見て楽しむものといったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、赤ちゃんから3、4歳のお子さんでも楽しめるしかけ絵本だって結構沢山あるんですよ。
しかけ絵本の対象年齢
出典:楽天
しかけ絵本にもまた、対象年齢があります。
生まれたばかりの赤ちゃんでは視力もまだまだ発達中。
しかけ絵本どころか普通の絵本の読み聞かせをしても反応してくれることはあまりないかもしれませんね。
しかし(個人差はありますが)10か月くらいになると、だんだんとストーリーや絵を楽しむようになってきます。
0~1歳くらいの赤ちゃんには、触って楽しむ布などの素材の絵本がおすすめです。
手触りが優しく小さなお子さんが自分の力で遊びながら楽しむことができるだけでなく、万が一なめたり噛んだりしてしまっても安全で、投げたりしても壊れにくくケガや事故を招きにくいといった利点もあります。
1~2歳くらいはだんだんと言葉を覚え、おしゃべりを始める時期。
さわる、ひっぱるといった簡単なしかけや、音が出るしかけ絵本が楽しめるようになってくるでしょう。
ご挨拶や日常生活、トイレトレーニングなどに備えた内容のしかけ絵本もありますよ。
2~3歳には、ストーリー性が強いものを与えても理解することができるようになります。
同じページばかり繰り返し見ているというお子さんもいるようですが、最初から最後まで通しで読めなくてもお子さんが楽しんでさえいれば全然OK、問題ありません。
しかけ絵本のメリット
出典:楽天
しかけ絵本は読み聞かせのコミュニケーションがとれるだけでなく、子どもがしかけを動かすために自然と手先を動かすことになるので、脳を刺激し手先が器用になるともいわれています。
赤ちゃん向けの丈夫な絵本であれば、パパやママが使い方を教えるのではなく、子どもに与えて任せてみましょう。
絵本を読むことで得られる想像力のほかにも、独創性や発想力も同時に鍛えることができそうですね。
しかけ絵本おすすめ6作
ではしかけを使って遊ぶ絵本のおすすめ作を6冊、ご紹介していきたいと思います。
今回は音のでない、紙の本を中心にまとめてみました。
【どうぶついろいろかくれんぼ】 いしかわこうじ ポプラ社
出典:Yahoo!ショッピング
赤ちゃんが認識しやすい、はっきりとしたカラフルな原色のページのなか、型抜きされたページを当てて隠れた動物を探していく楽しいしかけ絵本です。
子どもの手で当てて、宝探しのように動物を探していくことが子どもの心をがっちりキャッチ。
赤ちゃんから、少し大きくなるまでの長い期間遊ぶことができるので、お兄ちゃんお姉ちゃんから弟、妹も一緒に楽しむことができるのもおすすめポイントのひとつです。
同じシリーズで乗り物などもありますよ。
【ぷれいぶっく 赤ちゃんの脳を育てるBABY TOUCH】フィオナ・ランド 主婦の友社
出典:楽天
ふわふわ、ぼこぼこ、ざらざら、がたがた…たくさんの手触りと色や形を楽しみながら、ミラーやいないないばあなどのしかけを楽しむことができる絵本です。
目と指先から子どもの脳と感覚を刺激します。
みているだけでもとっても楽しい!がたくさん詰まった素敵な絵本ですよ。
【あおいよるのゆめ】 ガブリエラ・クラーマ 訳さとうななこ
出典:楽天
0~2歳向けの、イタリアのしかけ絵本です。
しかけ絵本の楽天デイリーランキングで1位を獲得したこともある人気の一冊。
小さな子どもの小さな指先で、絵本のしかけをスライドさせて遊びます。
夜空に星を浮かべ、花を咲かせてと楽しいしかけが盛りだくさん!
やさしい言葉とロマンチックでかわいいイラストで、読まなくなっても大切にとっておきたくなりますね。
初めての絵本や贈り物にもおすすめですよ。
【うみのなかをのぞいてみよう】 文アナ・ミルボーン 絵シモーナ・ディミトリ 訳編者:青木 信子 大日本絵画
出典:楽天
めくって楽しむ海の中の絵本です。
波の下、サンゴの影…たくさんの生き物たちがかくれんぼしています。
生き物いっぱい、隠された沈没船はみつかるかな?と声をかけながら、パパ、ママと一緒にめくって楽しめますね。
『うみのなかをのぞいてみよう』海の生き物・おやすみ前のめくりしかけえほん
【しろくまのパンツ】 tupera tupera(ツペラツペラ) ブロンズ社
出典:楽天
こちらの絵本も楽天ランキングのしかけ絵本部門で1位を獲得した人気作です。
まず、絵本を開くには表紙のしろくまさんのパンツを脱がさなければなりません。
パンツをなくしたしろくまさんが、ねずみさんと一緒に自分のパンツを探します。
しましまパンツ、花柄パンツ、へんてこりんな水玉パンツ?
このパンツは誰のパンツだ!?と、ストーリーを理解し始める年ごろのお子さんなら、きっと楽しんでくれるはず。
多分史上初パンツをはいた絵本、是非手に取ってみてくださいね。
【まどからおくりもの】 五味太郎 偕成社
出典:楽天
「きんぎょがにげた」などで大人気の五味太郎さん作のしかけ絵本です。
ページをめくるとなんと窓の部分に穴があいています。
サンタさんが穴の開いた窓からこっそり中をのぞいてプレゼントを渡していくというストーリー。
しかしこのサンタさんはちょっぴりあわてんぼうで、プレゼントを間違ってばかりなのでした。
ストーリーが楽しめ、しかけも楽しめる年ごろになった子どもに大うけとの評判の絵本。
季節もののクリスマスがテーマの絵本なので、クリスマスプレゼントにもおすすめです。
まどから おくりもの (五味太郎・しかけ絵本) [ 五味太郎 ]
まとめ
しかけ絵本とは、開くと飛び出したりなどの様々なしかけがあるものや、紙以外で作られているもの、音が出るものなど様々なものがあります。
飛び出す絵本やポップアップ絵本とも呼ばれています。
本のしかけを使って遊ぶのに、自然と手指を動かし考えるようになるので、手先が器用になったり発想力も鍛えられ、子どもの知育おもちゃとしても大人気です。
しかけによってだいたいの対象年齢が決まっています。
対象年齢に合わせたものでないと、子どもの興味を引けないこともあります。
対象年齢に合わないものを購入してしまった時は、一旦間をおいてみるのも良いと思います。
しかけ絵本は見た目から面白いので、子どもの興味を引きやすく派手な印象があり、お祝いやプレゼントにもおすすめですよ。
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