赤ちゃんをあやすのに便利なのは絵本です。
しかしまだまだ視力が発達しておらず、言葉もわからないうちから読み聞かせてもいいものか、そもそも聞いているのだろうか?とママやパパは不安になってしまいますよね。
他にも初めての絵本にはどんな本を選んだらよいのか。
または、どんな読み方をしたらいいの?
同じページばかり読んでいるけど大丈夫・・・?
そんな疑問にお答えすべく、ここでは赤ちゃんの読み聞かせを始める時期0歳児向けのおすすめの絵本などをご紹介していきたいと思います。
赤ちゃんへの読み聞かせはいつから始めたらいいの?
いつから、という疑問に対しては明確な答えはありません。
赤ちゃんの視力はだんだんと発達するものなので、最初は絵を見せてもあまり反応してくれないかもしれませんね。
ちなみに、最初に認識する色は赤だと言われています。
生まれてから数か月の間に目を使うことを学習し、だんだんと発達していくのです。
しかし見えないからといって、赤ちゃんに本を読まないのはもったいない!
赤ちゃんたちはおなかの中にいるときから音を聞いて成長しています。
反応がまた薄くとも、赤ちゃんに語りかけるように本を読んであげるとコミュニケーションになり楽しいですよ。
生後10か月くらいになると、パパやママの言葉に聞き入り本の世界に入り込みやすくなるそうです。
注意点とは?
発達中とはいえ、まだまだ理解できないものが多い赤ちゃんに絵本を選ぶときは、まるや三角、四角などのわかりやすい図形やはっきりとした色合いのものを選ぶと良く、認識されやすい傾向にあります。
絵柄も言葉もよりシンプルであったり、注目しやすい顔がモチーフになっているものもおすすめです。
買ってみて興味を引けなくても、時間がたてば楽しめるようになることもあります。
心地いいリズムや楽しい擬音、乗り物や動物、食べ物など身近なものがモチーフになっていると、赤ちゃんの好奇心を引きやすいでしょう。
ゆっくりと語り掛けるように読んであげることを心がけましょう。
同じページばかりリクエストされてもOK。絵本を最後まで読めなくたって大丈夫です。
好きなところを好きなだけ、読んであげて下さいね。
赤ちゃんが楽しいのがなによりも一番です。
初めての絵本にはどんな本がおすすめ? おすすめの6冊の絵本
楽天ブックスでおすすめされている0歳児から読める絵本を6冊、選んでみました。
「もこもこもこ」 谷川俊太郎・元永定正 みるみる絵本 文研出版
出典:楽天
カラフルな空と地面。
「しーん」とした世界に突然「もこ」っと何かが盛り上がります。
「もこ」は「もこもこ」、「もこもこもこ」と大きくなり、さらに「にょき」が生えてきて…と言葉で説明するとなんだか不思議な世界観と、綺麗な色彩、楽しい擬音が特徴的な絵本です。
正直大人にはよくわからない、初めて読まれた子どもも??な絵本なのですが、その心はがっちりつかみます。
読んであげるときは気持ちをこめて「もこもこ」読むのがコツですよ。
恥ずかしがらずに読んでいると、子どもがしゃべれるようになってからは一緒に声をあげて楽しめます。
赤ちゃんから幼稚園児まで、長く楽しめる絵本です。
「じゃあじゃあびりびり」 まついのりこ まついのりこのあかちゃんの本 偕成社
出典:楽天
真っ赤な表紙が目を引くこの作品も赤ちゃんの初めての絵本として大人気です。
鮮やかで美しい色の画面に、単純化されたわかりやすくシンプルなイラストがあり「みず じゃあじゃあじゃあ」「いぬ わんわんわん」などの沢山の擬音とともに文字が楽しく配置されています。
リズムよく読めるので赤ちゃんも楽しく見ることができるようですよ。
言葉を覚え、名前を認識するきっかけにもなりそうですね。
「しましまぐるぐる」 柏原晃夫 いっしょにあそぼ 学研プラス
出典:楽天
赤ちゃんは黒、白、赤などのコントラストの強い色合いの絵をよく見、目と口のある顔にも注目しやすいと言われています。
そんな赤ちゃんの特性に基づき生まれたのがこの、いっしょにあそぼシリーズです。
まだ視力が発達していない赤ちゃんでも注目しやすい派手で見分けやすい色合いのしましまとぐるぐる、そして可愛いお顔が盛りだくさん!
イラストも可愛らしく、大人も一緒に楽しめちゃいますよ。
「だるまさんが」 かがくいひろし ブロンズ新社
出典:楽天
子どもたちに大人気で、テレビなどのメディアでも取り扱われたことのある絵本なので、ご存じの方もいるかもしれませんね。
だるまさんがゆらゆらゆれて、次のページで転んだり、空気が抜けてつぶれてしまったり!
なんだか奇妙でとびきりかわいいだるまさんが色々な変化と動きを見せる楽しい絵本。
スキンシップをとりながら、パパやママが、はたまたおじいちゃん、おばあちゃんが、それぞれの間で読んで反応を見てみてください。
出典:楽天
だるまさんが、だるまさんの、だるまさんと、でシリーズは3作続いており、セットでの購入もおすすめです。
だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット) [ かがくいひろし ]
「いないいないばあ」 松谷みよ子・瀬川康男 松谷みよ子あかちゃんの本 童心社
出典:楽天
視力がまだ発達していない赤ちゃんは人の顔や表情によく注目することが知られています。
なので赤ちゃんをあやす時はよく「いないいないばあ!」と言って顔を見せたり隠したりしてあやしますよね。
あのいないいないばあを絵本で何度も楽しむことができるのです。
この作品は松谷みよ子さんの代表作品ともいえる1967年初版のベストセラー作なので、パパやママもこの本で育ったという人もいるかもしれません。
小さかったあの日おじいちゃん、おばあちゃんに読んでもらったこの本を、今度はパパとママが読んであげて下さい。
言葉のリズムを大切に、笑顔を繰り返すのがコツですよ。
いないいないばあ改版 (松谷みよ子あかちゃんの本) [ 松谷みよ子 ]
「ごぶごぶごぼごぼ」 駒形克己 0.1.2.えほん 福音館書店
出典:楽天
色鮮やかな背景に、カラフルで大きなまる、ちいさなまるが登場します。
そして、ぷぷぷ、ごぶごぶなど、不思議なフレーズの擬音が書かれ、本の中で自由に動き回るのです。
この大人からするとなんとも不思議な世界になぜか赤ちゃんは大喜び!
独特なリズムや響きにドはまりして、何度も何度も繰り返してとリクエストする子もいるのだそうですよ。
まとめ
生まれたばかりの赤ちゃんはまだまだ視力が発達しておらず、本を読んであげても理解することはできないかもしれません。
しかしお腹の中にいるときから、声や音を聴いています。
パパやママが語り掛けるように本を読んであげることは無意味なんかじゃありません!
ひとりひとり違いはありますが大体10か月頃には絵本を理解し、読み聞かせできるようになりますが、それ以前に読んであげても問題ありません。
0歳児向けの絵本は繰り返しのフレーズや擬音が多く、色合いがカラフルかつ派手ではっきりしています。
顔の表情がはっきりとわかるものやまるや三角、四角など形もわかりやすいものが多いです。
それは赤ちゃんが区別、判別しやすい傾向にあるものなので、0歳児向けに絵本を選ぶときは参考にしてみてください。
お子さんが赤ちゃんである期間は少ないものです。
限りある大切なひと時を大切に、コミュニケーションを取りながら、ゆっくりとわかりやすく読んであげてくださいね。
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