春になると起こる、イヤ~~な花粉症。
鼻水が滝のようにでて止まらなかったり、目がかゆくなって真っ赤になってしまったり。
肌荒れや頭痛などを引き起こすこともあり、シーズンが来る前に病院に行って対策を練る人も多いと思います。
この時期、子どもが大好きな公園や散歩に行くのが憂鬱になってしまうパパやママもいるのではないでしょうか?
このみんなの悩みの種である花粉症、実は小さな子どもでも起きてしまうんです。
今回は、おすすめの花粉症対策のあれこれを紹介したいと思います。
何故花粉症は起きるの?
アレルギー性疾患は様々な物質により、誰でも発生してしまいます。
卵や小麦粉といった食物アレルギー、ハウスダストや動物の毛によりアレルギーを起こしてしまう人もいます。
花粉症はその中でもかなり有名なアレルギー性疾患のひとつです。
花粉症の原因となる花粉には、スギやヒノキが特に有名で、他にもブタクサやヨモギ、セイタカアキノキリンソウなどが原因となる場合もいます。
その時期は植物により様々で1年を通じて発生しますが、特に悩む人が多い多いスギ花粉は春先、温かくなってきたくらいの時期がピークとされています。
口や鼻、目に入った花粉は異物と判断され、その異物から守ろうと体が反応を起こします。
むずむずするくしゃみや鼻水は体内の異物を外に出すためのもので、花粉症になると過剰に反応してしまいます。
それが、花粉症の不快な症状につながっていくのです。
子どもに花粉症?
花粉症の発症率は大人も子どももそれほど変わらないというデータがあり、低年齢化が進んでいます。
2~3歳という低年齢で認定されるケースもあるのだそうですよ。
花粉症が流行る時期はインフルエンザや風邪が流行る時期でもあるので、ただの鼻炎や体調不良と思って気が付かないこともあります。
子どもの花粉症の判断基準として最もよく言われているのが目のかゆみの有無。
目や鼻をこすってしまったり、口呼吸をしたり、屋外に出るとひどくなるようなら要注意です。
おすすめ花粉症対策
①外出時は花粉症対策をする
花粉症シーズン中の外出時にはマスクを着用し、衣類などにも気を使ってみましょう。
子ども用マスク
新コロナウイルスの影響で手に入り辛いマスクは、花粉症対策に必要ですよね。
現在、なかなかマスクを購入することができませんが、花粉症対策には有効です。
ゴーグル
出典:楽天
花粉症用ゴーグルを着用し、目に入る花粉を防ぐ方法もあります。
眼鏡のレンズ周りにカバーがあり、通常の眼鏡よりも多く花粉をシャットアウトするためのものです。
花粉症対策スプレー
出典:楽天
ここ数年で人気があるのが、花粉症対策スプレー。
アルコールなどが含まれ子どもがつけるのに向かないスプレーも多いので、使用上の注意や成分、対象年齢を確認しましょう。
外出前に目や鼻の周りにワセリンを塗ることで花粉を防ぐ方法もあります。
②帰ってきたら花粉を払う
ナイロン製の上着
出典:楽天
花粉症の時の衣類は、表面がつるつるしたポリエステルやナイロンの素材は花粉を払い落としやすいのでおすすめです。
お出かけから帰ってきたら、玄関に入る前に親子そろって上着などをはたくのを忘れずに。
外からアレルギーの元となる花粉を室内に持ち込まないように気を付けましょう。
ナイロン製の上着にはこんな可愛いものもありますよ。
ノースフェイス コンパクトジャケット NPJ21810【100〜150cm】
静電気防止スプレー
出典:楽天
静電気防止スプレーをあらかじめかけておいて、衣類に花粉がまとわりつかないようにするとなお良いです。
うがい・手洗いも忘れずに!
帽子やフードをかぶって髪に花粉がつかない工夫をするのも良いと思います。
③家庭内での対策グッズが便利
鼻孔拡張テープ
出典:楽天
鼻孔拡張テープは鼻水が出て苦しい時に。
鼻に張り付けると鼻孔が広がり鼻の通りがよくなりますが、お肌が弱いお子さんは気を付けてください。
鼻水吸引器
出典:楽天
家庭用の鼻水吸引器で鼻をスッキリさせてあげても良いですね。
空気清浄機
出典:楽天
こまめな掃除や花粉除去に強い空気清浄機を使用するのもおすすめです。
部屋の湿度が適切に保たれることで、室内に花粉が舞いにくくなるので加湿器もおすすめですよ。
④適切なスキンケアを
出典:楽天
肌荒れも花粉症の症状のひとつ。
肌のかゆみや乾燥が悪化してしまう前に、スキンケアも丁寧に行ってください。
肌の保湿をこまめに行い、肌のバリア機能を低下させないよう気を付けましょう。
外出時は出来るだけマスクをつけたり帽子をかぶって、花粉を肌に触れさせないことも重要です。
女の子は髪の毛をまとめてあげるのも良いでしょう。
資生堂dプログラムのバリアシリーズは、敏感肌のための化粧品です。
商品によってママと子どもが一緒に使えるものもあるのでおすすめですよ。
寒暖差や空気中に舞う塵やほこり、花粉から肌を守り、健やかに保つために開発されました。
中でもおすすめはアレルバリアミスト。
オイルと化粧水の2層構造のミスト式化粧水です。
この化粧水でお肌にできる「均一膜」により、花粉などの微粒子汚れが肌に直接触れるのを防ぐため、花粉症の症状が和らぐとのこと。
花粉症に悩む人の間で話題になった商品です。
口コミを見てみると、日ごろから乾燥肌の人には概ね好評にようですが、あまり効果を感じないという人もいるようです。
低刺激・無香料・アルコール無添加・パラベン無添加。
とても安全性が高い成分で出来ているアレルバリアミストは、赤ちゃんにも使用できるか資生堂のお客様窓口に質問してみました。
器官や目に入らないよう、清潔な大人の手に一度吹きかけた後お肌になじませてあげるようにすれば、新生児以外であれば使用できるとのことです。
お肌に合うかどうか、パッチテストを行うのも忘れないでくださいね。
⑤花粉症シーズンは洗濯物を外に出さない
出典:楽天
洗ったばかりの衣類にも花粉がくっついてしまいます。
アレルギーがひどい時期は洗濯物を外に出さず、室内干しすると良いでしょう。
花粉を付着させる静電気は柔軟剤を使用することで防げます。
⑥生活習慣や食事を見直す
出典:楽天
油の多い食事やインスタント食品、スナック菓子をできるだけ避け、糖分を取りすぎないように心がけましょう。
ヨーグルトなどで乳酸菌を多く取るようにするのもおすすめ。
家庭用のヨーグルトメーカーがあれば毎日食べても経済的です。
十分な睡眠と規則正しい生活も、身体の免疫力を高め、花粉症の症状を和らげる助けとなります。
辛いようなら病院へ
それでも辛いようなら病院で相談して下さい。
花粉症で粘膜が弱くなれば風邪をひきやすくなりますし、目をこすり続ければ目を傷つけたり結膜炎を繰り返してしまうことも。
小さな子どもの鼻づまりは中耳炎にもなりやすいので、早めにケアしてあげましょう。
病院によってはアレルギー検査をして原因となる花粉の種類を突き止めてくれます。
小さな子どもに薬を使いたくないという気持ちもわかりますが、適切な治療も症状の程度により必要不可欠です。
まとめ
春夏秋冬、一年を通じて起こる、いや~~な花粉症。
特に春、暖かくなると一斉に飛ぶスギ花粉に悩んでいる人はとても多いと思います。
大人と同じく子どもにも花粉症があるのはご存じですか?
早い子は2歳くらいで発症することも。
子どもの花粉症発症率は大人と大して変わりないので、そんなに珍しいことでもないんですよ。
スギ花粉の場合、流行する時期が風邪やインフルエンザが流行る時期と重なるため、なかなか気づきにくいものですが、もしもお子さんが目をこすってかゆがったりしているようなら要注意。
疑わしければ病院で相談してみるのもおすすめです。
自宅で出来るケアとしては、外出するときはマスクをしたり、花粉症用のゴーグルや眼鏡を着用したり、つるつるした素材の上着を着て体をはたいて花粉を落としてから部屋に入る、うがい手洗いを習慣とするなどがあげられます。
この時期起こる肌荒れも花粉症の影響かもしれません。
しっかりと保湿をして、お肌をいたわってあげて下さいね。