バイオリンを始めるのならば3~5歳くらいがおすすめという話をよく耳にします。
その理由はなぜでしょうか。
題名のない音楽会の5代目の司会を務めた五嶋龍、情熱大陸の葉加瀬太郎、子供がバイオリンを習うきっかけは、やはり親御さんが音楽に興味を持っていてバイオリンへの憧れが強い場合が多そうですね。
今回は、バイオリンを子供の習い事にと思われている親御さんにためになる情報を提供したいと思います。
完全に趣味にするならば開始年齢はいつでもよいのですが、将来的にある程度高いバイオリン演奏力を身につけて欲しいと願うならば、子供にバイオリンを習わせるのは3~5歳くらいがよいと言われています。
世界的なバイオリニストである五嶋龍は3歳から、葉加瀬太郎は4歳からバイオリンを始めたそうです。
バイオリンを始めるにあたり気になることを解消できればと思い、以下の疑問点についてお話していきたいと思います。
①気になるお月謝や初期費用はいくらぐらいかかる?
②バイオリンの先生はどうやって探せばよい?
③なぜそんなに小さい頃から習い始めた方がいいの?
子供の習い事にバイオリン
1、気になるお月謝や初期費用はいくらぐらいかかる?
バイオリンを習うってなんだか高いイメージがありますよね。
個人の先生につく場合もヤマハ音楽教室などで習う場合も、教材費抜きで月に1万円近くは考えておいた方がよいでしょう。
個人ではない場合入会金も別途必要になってきます。
時間は平均すると30~45分くらいに落ち着きそうです。
教材はだいたい一冊2~3000円前後です。
子供のバイオリン教材としてよく使われるのが「スズキバイオリン教本」です。
CDつきでキラキラ星なども収録されています。
楽器は成長に合わせて7段階に分かれています。
1番小さいサイズは1/16。
スズキバイオリンの新品だと7~8万円くらいです。
しかし新品にこだわることはなく中古で問題は全くありません。
中古だと2~3万円くらいで販売されています。
バイオリンのメンテナンスとして数ヵ月に弦を取り替えるのですが弦1本の値段は千円前後くらいです。
他の出費としては習う先生にもよるのですがだいたい1年に1度はホールなどを借りて発表会が行われています。
参加費として5千円前後は見ておいた方がよいでしょう。
以上まとめると
楽器代2~8万円
楽譜代2~3千円
月謝 8千円
弦代 半年3~4千円
年に1度の発表会 5千円
くらい費用がかかると考えておきましょう。
2、バイオリンの先生はどうやって探せばよい?
バイオリンの先生によって教え方や演奏の雰囲気が全く異なります。
特に男性に習った場合はダイナミックな演奏を、女性に習った場合は繊細な演奏を子供が受け継ぐことになります。
ヤマハ音楽教室の場合は見学をお願いすることが出来ますが、個人の先生は弾いているところを見せてくださいとは言いにくいので評判を頼りにするしかないですよね。
でも1つよい方法があるんです。
裏技として楽器店に相談すると子供に合った先生を紹介してもらえる場合もあります。
個人で教えている先生と楽器店の営業の人たちは普段から楽譜や楽器販売などで太いつながりがあるのです。
また自分が紹介した先生に習うことになれば、その後もいろいろ楽器購入などでつながりがてきるので親切に対応してもらえると思います。
3、なぜそんなに小さい頃から習い始めた方がいいの?何歳から?
大人になりモーツアルトやメンデルスゾーンなどのいわゆる上級と呼ばれるバイオリン協奏曲を弾くためには、小さい頃の技術習得に向けた基礎的な練習が必須不可欠です。
まずバイオリンには弦が4本あり自分で正確な音程を指で押さえなければなりません。
その後音階の練習が始まります。
上級レベルになると和音、ビブラート、スピッカートなど様々な技術を身につけなければなりません。
音階や基本的なバイオリン奏法は大人になってからでは習得が非常に難しいです。
小さい頃に習得しておくと大人になってからの技術習得がスムーズに行きます。
まとめ
いかがでしたか?バイオリンを子供に習わせる場合はピアノを習わせるよりもややお金がかかります。
また1つ気をつけておきたいことがあります。
バイオリンの基礎的な練習はとても単調で忍耐が必要になってきます。
この基礎的な練習のせいでバイオリンを弾くことが嫌いになる子供たちも多いのです。
子供が楽しく練習に取り組めるような工夫をしてあげることが必要だと感じます。