暑い夏がやってきました。
しかし今年は、大きなプールは入場者やチケット購入枚数に制限が設けられたり、海開きをしない方針の海水浴場も多いようです。
そこで今回ご紹介したいと考えたのが、家庭用のビニールプール。
広げて空気を入れ、水を入れるだけの簡単な準備で楽しい水遊びがおうちで楽しめます。
最近は滑り台やシャワー付き、準備が少ないタイプのものも増えてきました。
おうちプールで夏の思い出を作ろう!
ビニールプールの種類と注意点
家庭用のビニールプールは2種類に分けることができます。
1つめは、空気入れで膨らませて使用する昔ながらのビニールプールです。
空気を入れるため本体がしっかりしているだけでなくクッション性もあるので、子どもが遊んでぶつかってしまってもケガをしにくい点と、とにかく商品数が多いのでサイズやデザインなど選択肢が豊富にある点の2つのメリットがあります。
側面だけでなく底面にもクッション性があると、遊んでいる最中に座り込んでも痛くなりにくいでしょう。
デメリットとしては、サイズが大きくなればなるほど空気を入れるのは大変ですし、水を抜くのにも片づけるのにも手間がかかります。
最近は昔ながらのビニールプールも使い勝手がよくなりました。
底面に水抜き栓がついていたり、電動ポンプを使用するとさらに準備が楽になります。
2つめは空気入れを必要としないタイプのものです。
広げて水を入れると側面の壁がしっかり立ち上がり、プールの形になります。
後片付けは側面の壁を倒して水を流すだけ。
フレーム付きでさらに作りがしっかりしているものもあります。
乾かして折りたたんで収納できるので片付けが楽というメリットもあります。
ただしクッション性はないので注意しましょう。
ビニールプールを選ぶときの注意点
①対象年齢
乳幼児はわずか10㎝の水深でも起き上がれないと言われています。
遊ばせている最中は絶対に目を離さないようにしましょう。
また、対象年齢に合わない商品も避けるようにした方がよいでしょう。
②サイズ
兄弟姉妹で遊ばせたり、今後お友達を招いて遊ばせたい場合は、サイズもきちんとチェックしておきましょう。
大きめのサイズであれば家族みんなで遊ぶこともできます。
また、ベランダやルーフバルコニーで使用する場合は設置場所よりも小さめのものを選んでください。
③安全面
コンクリートなどかたい地面に設置する場合、遊びに夢中になるあまりプールで子どもが足を滑らせた時に思わぬケガにつながることがあります。
底面にクッション性があったり、柔らかく厚みのあるシートをプールの下に敷くとより安心です。
また、ベランダなど高い場所に設置する場合は、プールの側面や底面で足場ができて柵を飛び越えてしまわないよう、気を付けて下さいね。
④準備と片付け
楽しい水遊びですが、準備と片付けが面倒だと出してくるのも億劫になってしまいます。
手動での空気入れ、排水は大きなサイズになればなるほど大変です。
滑り台やシャワー、屋根付きなどデザインが凝ったものは写真映えしますし子どもも喜びますが、準備と片付けが大変なだけでなく収納場所に困ったという話も…。
水遊びの準備と片付けにかけられる手間と、収納場所についてもよく考えてから購入するようにしましょう。
ビニールプールで遊ぶ時準備するものとは?
①水分補給と日よけ対策
水遊び中忘れてしまいがちなのが水分補給と日よけ対策です。
水分をしっかりとり、適度に休憩もとりましょう。
また、日差しを浴びる場合は日焼け止めを塗ったり、プールに屋根を作る、ガレージなどの屋根がある場所に設置すると良いでしょう。
屋根付きのプールや簡易テントを設置するのもおすすめですよ。
②水着や水遊びパンツ
乳幼児であれば、おむつにTシャツでいいかなと考えてしまいがち。
しかし夏とはいえ、濡れて体にはりつく衣類は体の熱を奪ってしまいますので、お子さんの体調管理という点でもできるだけ水着を着せてあげるようにしましょう。
おむつが外れていないお子さんには、是非水遊びパンツを着用させてください。
普通のおむつでは水遊び中の水分を吸い取り、重くぱんぱんに膨れ上がってしまいます。
水遊びパンツは外側からの水分を吸い取りにくいので、おむつがずれ落ちることなく遊びに集中することができますよ。
③虫よけ対策
虫よけスプレーや虫よけバンドを付けたり、蚊取り線香を焚いたりなど、出来る範囲で対策してあげましょう。
④椅子
お子さんを見守るパパ・ママ用にアウトドア用のいすがあると便利です。
お風呂のいすで代用もできます。
⑤玩具
水鉄砲や水風船、普段お風呂で遊んでいるおもちゃなどを用意してあげると盛り上がりますよ。
また、ペットボトルやプリンの空き容器などもおすすめです。
⑥プール下用マット
家庭用プール下マット
4㎜の厚みでビニールシートの底面を守るだけでなく、底面のあたりが柔らかくなります。
サイズは180×300㎝。
水がしみこまないので乾きやすくお手入れも楽々。
使用しない時はレジャーシートとして活用できます。
家庭用プール 下マット トロピカル柄 180×300 cm ニッセン
⑦空気入れ
フィールドア(FIELDOOR)電動エアーポンプ
踏み込んだりして空気を送り込む空気入れだけでなく、最近は電動式のポンプも多くあります。
大型なものや滑り台つきなどの凝ったデザインのビニールプールと一緒に購入しておくことをおすすめします。
プールのほかにもエアーベットや大きな水遊びグッズを膨らましたり、空気を抜いたりするのにも使用できます。
⑧ボール
夏が終わってもスペースさえあればビニールプールは室内遊びにもおすすめです。
ボールハウス用のボールを入れればボールプールに大変身。
もちろん水遊びでも、プールに浮かべて遊ぶこともできます。
おすすめビニールプール6選
すべり台付きファミリープール
出典:楽天
本体を広げ膨らませる浅めのプールとエアー式の滑り台を組み合わせて使用する家庭用ビニールプールです。
本体と滑り台をロープで固定して使用します。
底はクッション付きで柔らかく、ゆとりのあるロングサンズなので大人も一緒に遊べますよ。
水抜きバルブで排水も簡単。
オプションで便利な電動式のポンプを付けることもできます。
すべり台付きファミリープール 仕様
- 全体サイズ:W300×D160×H60㎝、プール本体 W250×D160×H27cm、滑り台 横幅125×奥行き60×高さ60㎝
- 重量:約3.5kg
- 素材:ポリ塩化ビニール
ファミリープール 2.6m
出典:楽天
サイドには空気穴が2気室あり、プール全体を膨らませることができます。
底面には水抜きバルブもあるので、排水も簡単です。
大人も入れるゆったりサイズなので空気入れは電動ポンプの使用をおすすめします。
対象年齢は4歳以上となっています。
ファミリープール 2.6m 仕様
- サイズ:W260×D170㎝×H約50cm(マリン)
- 容量:約600リットル(マリン)
- 重量:約310g
- 素材:ABS樹脂・PP樹脂
- 対象年齢:4歳以上
サンシェードキッズプール 屋根付き子ども用プール
出典:楽天
本体と屋根を固定して使用することができるエアー式の屋根付き子ども用プールです。
日差しが強い時は屋根で影を作りながら、屋根が必要なければ取り外して使用することもできます。
オプション料金を追加することで、便利な電動ポンプ付きにもなりますよ。
バルブはエアーポンプに最適な広口タイプ。
底面には水抜きバルブがついています。
サンシェードキッズプール 屋根付き子ども用プール 仕様
- サイズ:W140×D140×H115㎝、プールの高さ34㎝
- 素材:PVC(ポリ塩化ビニル)
- 水容量:最大 約340リットル
INTEX インテックス キャンディゾーン プレイセンター
出典:楽天
キャンディをモチーフにした家庭用ビニールプールです。
中央部にはスライダーがあり、キャンディーの形をしたバルーンが2つ付属しています。
また、両側の側面にはボールが転がるレールを完備。
ホースで水道の蛇口とつなぐと中央部からシャワーも出ます。
至れり尽くせりでどんな子どももみんな楽しく大満足するはずです。
INTEX インテックス キャンディゾーン プレイセンター 仕様
- サイズ:295×191×130cm
イガラシ ガーデンプール ビッグラグーン
出典:楽天
塩化ビニール製のプールを広げ、水を入れるだけで側面が立ち上がりプールの出来上がり。
水抜きは壁を倒して排水させます。
乾かして折りたたむとコンパクトになるので収納も楽ですよ。
小さなお子さんには少々深めですが、ある程度水を入れないと側面が立ち上がらないので気を付けてください。
イガラシ ガーデンプール ビッグラグーン 仕様
- サイズ:直径183×D38㎝
- 素材:塩化ビニール
- 空気を入れる必要なし
ビニールプール 空気注入不要 簡単組立式プール ビッグラグーン 183cm
122×25cmサイズのコンパクトなプールもあります。
小さなお子さんやベランダなどではこれくらいでちょうど良いでしょう。
対象年齢3歳以上となります。
ビニールプール 空気注入不要 簡単組立式プール ラグーン 122cm
INTEX ミニフレームプール
出典:楽天
対象年齢は2歳以上。
空気入れ不要でフレームを組み立てて設置できるビニールプールです。
使用後は排水栓で水を抜き、乾かしてコンパクトに収納できるのも嬉しいポイント。
フレームは耐久性のあるコーティングスチールでしっかりしており、内側からはフレームに当たらないよう設計されています。
INTEX ミニフレームプール 仕様
- サイズ:W122×D122×H30cm (ビニール厚み・壁0.50mm 底面0.25mm)
- 重量:12.6kg
- 水容量:342リットル(8分目まで注入した場合)
- 素材:PVC(ポリ塩化ビニール) フレーム:亜鉛メタルフレーム
- 対象年齢:2歳以上(目安)
ベビーバスで代用
大きくて深いプールはまだ怖い、という赤ちゃんだって、水遊びを楽しむことができますよ。
バケツで遊んでも良いですし、沐浴に使っていたベビーバスをプールに代用するのもおすすめです。
スイマーバ マカロンバス
出典:楽天
スイマーバのマカロンバスは可愛いデザインなので、ベビーバスで終わってしまうのはなんだか勿体ないですよね。
沐浴を卒業した後、子ども用のミニプールとして使うご家庭も多いそうです。
中に入って遊んでもクッション性があるので痛くなりにくく、ママも安心です。
スイマーバ マカロンバス 仕様
- サイズ:外径 約48cm、内径 約30cm、高さ 約20cm
- 水容量:約18リットル
- 素材:PVCプラスチック
- 重量:約360g
- 対象年齢:0歳~2歳頃
まとめ
子ども用ビニールプールには、エアー式で空気を入れて膨らませて使うものと、広げてそのまま水を入れて使うものの2種類あります。
エアー式はふかふかしているので痛くなりにくく、スライダーなどが付属していて見た目から楽しいものもあります。
しかし大きくなればなるほど空気を入れたり、排水や収納面で手間がかかることが多いでしょう。
そのまま使うビニールプールは準備も後片付けも簡単なのがメリットですが、空気が入っていないので設置場所によってはかたくて痛くなってしまうことも。
どちらのタイプでも設置場所よりやや小さめを選び、遊ばせるときは絶対に目を離さないように安全に遊んでくださいね。