1歳半くらいから2歳を過ぎた頃、多くのママが意識し始めるのがトイレトレーニングです。
あっさり出来てしまう子がいる中で、このトイレトレーニングがなかなか難しいと感じるママも多いはず。
ただでさえトイレトレーニングそのものに悩んでしまいがちなのに、準備するアイテムにも結構悩んでしまいますよね。
そこで今回は、トイレトレーニングに必要なおまるや補助便座に焦点を当て、両アイテムのメリットやデメリットを紹介して比較していこうと思います。
トイレトレーニングとは?
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トイレトレーニングとは、今までおむつをつけていた赤ちゃんがトイレに行って用を足せるようにするトレーニングそのもののことをいいます。
タイミングとしては、簡単な受け答えができるようになり、一人で上手に歩けるようになってからと言われています。
そもそも赤ちゃんの膀胱が成長し、ある程度おしっこを貯めておけるようにならないとなかなか成功しないようですが、2歳半くらいを過ぎた春~夏くらいから意識するご家庭が多いようです。
トイレトレーニングの必須アイテム
ご自宅のトイレをイメージしてください。
家庭用の洋式便器は大人が座れる大きさで、2歳半くらいの赤ちゃんは1人では座れませんよね。
でもトイレトレーニングをするためにはトイレに座らせなければなりません。
そこで便利なのが、補助便座やおまるといった赤ちゃん用の便器や補助アイテムです。
補助便座とは? メリットとデメリット
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大人用便座に取り付けて使う幼児用の便座を補助便座と呼び、ハンドルや持ち手付きのものもあります。
大人の便座では子どもの小さなお尻は落っこちてしまいますし、安定しませんよね。
便座に置いた補助便座はストッパーやすべり止めにより安定させます。
補助便座のメリット○
①後始末が楽
基本的にどんな形の便座でも取り付けることができる補助便座は、用を足した後そのまま流してしまえばOKです。
便座にしっかり座らせるため姿勢が安定しやすく、便器の周りを汚してしまうなどの失敗も少なくなります。
サイドに持ち手がついているとしっかりと座ることができます。
②シンプル形状で手間がかからない
パンツやズボンを全部脱がさなくても座らせることができるのもメリットのひとつです。
③省スペース
便座のみのシンプルなタイプなら、必要に応じて出し入れ簡単。
床に置くのに抵抗がある人は壁掛けのフック付きやスタンドつきがおすすめです。
④自分でやる!をサポート
補助便座の良いところは大人と同じ便器を使用できるところ。
さらにステップ付きの補助便座があれば、自立心旺盛でなんでも自分でしたいお子さんをサポートしやすくなるでしょう。
また、トイレ用のステップも販売していますよ。
便座に座った時足がつくと力が入りやすくなるともいわれています。
⑤持ち歩きも可能
補助便座には、持ち歩きに便利な折り畳み式のものも販売されています。
外出先や帰省中などで子ども用便座がない時、重宝しますよ。
補助便座のデメリット×
①取り付けられないこともある
便器の形状やデザイン、ウォシュレットの位置によっては対応できないこともありますので、購入前にはしっかりとチェックしておきましょう。
②かさばる・手間がかかる
基本的におまるに比べ省スペースではありますが、例外もあります。
ステップ一体型の補助便座は、お子さんが自分で座れて足がぶらぶらしないので安定しやすく便利ですが、当然設置や収納にスペースが必要です。
また、設置や出し入れの手間がかからないものを選ぶようにしましょう。
おまるとは? メリットとデメリット
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おまるは室内用の持ち運びが可能な幼児用の便器のことを言います。
おまるといえば昔ながらのあひるの形のものを想像してしまう人も多いと思いますが、最近ではハンドル付きのまたがるタイプ以外にも、洋式便器を模した座るタイプのものや男の子用の小便器の形をしたものなど、様々なタイプが登場しています。
おまるのメリット○
①設置場所を選ばず練習しやすい
普段過ごしているリビングからトイレが遠いなどの物理的な理由で間に合わず、失敗しやすくなってしまうことも…。
おまるはどこでも持ち運びができて、どこでも用を足すことができるのが最大のメリットです。
また、トイレトレーニングを本格的に始める前、遊びにおまるを取り入れて練習を始めたというご家庭もありますよ。
②トイレが苦手でもOK
一般的にトイレは狭く、窓がないこともあります。
このトイレの独特な雰囲気や圧迫感から苦手意識や恐怖を感じてしまうお子さんもいるようです。
どこでも設置できるおまるは明るく開放的な空間に置くことができるだけでなく、大人も見守りやすいでしょう。
③安定感抜群
床に設置するおまるは足が床につくので、しっかりと踏ん張っていきみ方を覚えることができます。
④自分でできる
床に置いて使用するおまるは大人の補助がなくとも自分でまたがることができるので、お子さんのやる気を補助することができます。
⑤非常時やアウトドアでも◎
便利で使いやすい補助便座が増えてきている中、おまるの便利さも見直されています。
地震などの非常時やアウトドアでトイレがない時などのポータブルトイレとして、おまるを保管しておく、トイレトレーニング終了後もしばらく使用する家庭も多いのだそうですよ。
おまるのデメリット×
①後始末が必要
便座に排泄するための容器が取り付けられたおまるは、使うたびに毎回お手入れが必要になります。
きちんと洗わなければ雑菌やニオイの元になってしまうでしょう。
②トイレトレーニングに必要な手順が増える
トイレを怖がるお子さんにおまるはおすすめですが、おまるで排泄を覚えた後も最終的にはトイレで用を足すことを覚えなくてはなりません。
この増えたワンステップを手間と感じるかどうかはご家庭によって意見が分かれることでしょう。
補助便座 おすすめ商品
BabyBjorn(ベビービョルン) トイレットトレーナー+ステップセット(補助便座+踏み台)
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日本のグッドデザイン賞を受賞したロングセラー商品である、補助便座とステップのセットです。
快適な座り心地と適度な傾斜で自然な態勢が作れるよう試作品を重ね、徹底的に追及されて誕生しました。
裏面のダイヤルを回して自宅のトイレに取り付けるだけの子どもがひとりで出来る簡単さも魅力で、使わない時は壁にかけてお片付けも可能。
トイレが上手にできるようになったらステップを使ってひとりで便座に座ることもできますよ。
サイズは幅約29×奥行約35(フックを含めると40cm)×高さ約10㎝。
使用時の高さは約5㎝となります。
対象年齢は2~6歳と長めです。
便座の内径が32㎝未満の場合は取り付け不可となり、便座のデザインや形状によっては完全に固定できない場合もありますので注意してください。
ステップのサイズは約25×16×34cm。12か月くらいから使用することができます。
BabyBjorn(ベビービョルン) トイレットトレーナー+ステップセット(補助便座+踏み台) 仕様
- トイレットトレーナー サイズ:幅約29cm×奥行約35cm(フック含:40cm)×高さ約10cm(使用時:約5cm)
- トイレットトレーナー 素材:本体/ポリプロピレン 枠/熱可塑性エラストマー
- ステップ サイズ:約25×16×34cm
- ステップ 素材:本体/ポリプロピレン 上面&底面/熱可塑性エラストマー
- ステップの上面と底面に滑り止め用のゴム付き
出典:楽天
なお、ステップが必要ない人向けに、便座だけでも販売されています。
使い方はセットと同じなので、購入前に検討してみましょう。
アンパンマン 2WAYでつかえる!ステップ付き補助便座
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まずは便座のみ洋式便器に設置して、親が抱き上げて乗せてあげて下さい。
グリップをつかんで踏ん張る練習をすることもできますが、ステップを取り付けていない状態でグリップを握り上り下りはさせないようにしましょう。
2歳を過ぎたらステップを取り付け、自分で上り下りしたり、ステップに足を付けて踏ん張る練習ができます。
成長に合わせ2段階の高さ調節が可能。
ガタ付きや転倒防止、便器への傷つき防止機能付き。
飛び散り防止のおしっこガードもついていて、トイレを汚さず清潔に使用することができますよ。
対象年齢は1.5歳以上。
体重は25キロまで可能です。
アンパンマン 2WAYでつかえる!ステップ付き補助便座 仕様
- ステップを取り外しても使える2WAY
- 対象年齢:1.5歳以上
- 重量制限:25kg
- 組立簡単
アンパンマン 2WAYでつかえる!ステップ付き補助便座(1台)【アガツマ】
折りたたみ式補助便座 イエロー
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洋式便器に置いて座るだけの簡単構造が最大の魅力であり、これさえあれば外出先のトイレでも自宅と同じように使うことができるため、子どもが嫌がりにくいとの口コミもあります。
置くだけでずれない便座シート付で、汚れたら剥がして洗濯機で丸洗いも可能。
このシートはつけたままでも折りたたむことができるので、コンパクトに収納・持ち運ぶことができます。
体重18㎏まで使用することができます。
折りたたみ式補助便座 イエロー 仕様
- サイズ:35×30×3cm(折り畳み時 18.5×15×8cm)
- 素材:本体 ポリプロピレン、ベンザシート 表面ポリエステル100%・裏面アクリル樹脂(カテキン入り)
- 収納袋付きで携帯にも便利
おまる おすすめ商品
リッチェル ポッティス イス型おまるK
出典:楽天
トイレトレーニングを始めたてのうちはおまるとして、慣れてきたら固定具を取り付けグリップ付きの補助便座として、座って用を足せるようになったらグリップを外しおまる部分をひっくりかえしてステップとして使
用できるので、すべてのパーツが最後まで無駄なく活用することができるでしょう。
おまるの内部のポットの中にトイレットペーパーなどを仕込んでおけばお片付けも簡単になります。
足を閉じて使用できるため、跨ぐタイプより力みやすい姿勢が取りやすくなり、大人用の洋式便器への移行がしやすく、おしっこガードが飛び散りを防ぎます。
奥行26㎝以上、幅が19~22㎝の便座に取り付けることができますが、形状やデザインによっては使えないこともありますので、注意してくださいね。
1歳半くらいから使用可能です。
リッチェル ポッティス イス型おまるK 仕様
- サイズ:33×34×24.5Hcm
- 素材:本体 ポリプロピレン、補助便座 ポリプロピレン・熱可塑性エラストマー、
- 対象年齢:1歳6カ月頃~
- 体重目安:おまる・補助便座 20kgまで、ステップ 30kgまで
- 抗菌加工
リッチェル ポッティス イス型おまるK【送料無料 沖縄・一部地域を除く】
収納に便利な補助便座スタンドや、補助便座のみで購入も可能です。
永和 3WAYおまる(グレー)
出典:楽天
1歳から使用できるどっしりとした安定感が魅力のまたがるタイプである永和のおまるも便利な3WAY型。
慣れてきたら取り外して補助便座として使用できます。
おまる部分はひっくり返してステップとしても使えますよ。
ステップも補助便座も、6歳くらいまでの長期使用が可能です。
永和 3WAYおまる(グレー) 仕様
- サイズ:W25cm×D37cm×H15cm(取っ手を含むと28cm)
- 素材:本体 ポリプロピレン
- 対象年齢:おまる 1歳頃~、補助便座 1歳6ヶ月頃~6歳、ステップ台 2歳頃~6歳(適用体重30kg以下)
まとめ
2歳くらいを目安にスタートするトイレトレーニング、おむつ外しは幼児期における大きなイベントのひとつです。
トイレトレーニングを始めるときには、おまるや補助便座を準備しましょう。
おまるは昔ながらの幼児用便器です。
持ち運び可能なため、トイレを怖がるお子さんや、リビングからトイレが遠い場合に便利です。
ただし用を足した後にお手入れが必要になったり、トイレトレーニングにおいておまるから補助便座に移行するという手順が増えてしまうところがデメリットです。
補助便座は大人用の便器に取り付けて使用する幼児用の便座です。
置いてさっと使用することができるため、使い方が簡単。
用を足したらすぐに流してお手入れ完了なお手軽さと、ステップ付きなら自分で上り下りすることも可能です。
ただし、トイレそのものを怖がるお子さんにとっていきなり便座に座ることは難しいかもしれませんし、自宅のトイレによっては取り付けることが出来なかったり、かさばってしまうこともありますので、購入前にサイズや取り付け条件、口コミなどをチェックすると良いでしょう。
使いやすいアイテムを上手に使って、親子でチャレンジしてみてくださいね。
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